奈良木陸

奈良木陸（ならき りく）について

奈良木陸は、1998年4月16日に広島県府中市に生まれた元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打のスタイルを持ち、プロ入りの際は育成選手としてジャイアンツから指名されました。

経歴

プロ入り前

奈良木は府中市立第一中学校の軟式野球部に所属し、同校を代表して臨んだ県大会で優勝を勝ち取った経験があります。高校は広島県立府中高等学校に進学しましたが、甲子園には出場できず、高校3年生の夏には県大会で3回戦に敗退しました。 その後、筑波大学の理工学群社会工学類に現役で入学し、野球部に加入。大学での競技人生では、首都大学リーグ戦において主にリリーフ投手として起用され、3年目までの登板数はわずか5試合であったため、目立った成績は残せませんでした。ただし、4年目には自己最速の151km/hを記録し、さらにプロアマ交流戦では巨人の三軍相手に1回を無失点で抑えるなど、投手としての進化が見られました。このパフォーマンスが評価され、ドラフト候補に名を連ねることとなりました。

プロ入りと巨人時代

2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフト会議では、読売ジャイアンツから育成ドラフト9位で指名を受け、11月28日には支度金300万円、年俸400万円（推定）で仮契約を結びました。背番号は017が与えられました。しかし、2021年5月13日に右肘の内側側副靱帯再建術、通称トミー・ジョン手術を受けることが発表され、その後の選手生活は厳しいものとなりました。

2023年のオフシーズンには戦力外通告を受け、10月26日に引退を決めましたが、今後は球団職員として新たな道を歩むことが決まっています。

選手としての特徴

奈良木は、最速151km/hのストレートを駆使し、その回転数は2,700回転を超えると言われています。ストレートに加え、縦と横の2種類のカットボールも投げ分ける能力を持ち、その多彩な投球スタイルが特徴的でした。また、筑波大学では卒業論文のテーマとして「マッチングを利用したドラフト会議の研究」を選んでおり、学問の道にも関心を持っていることが伺えます。

詳細情報

奈良木の選手生活において、一軍公式戦への出場はありませんでしたが、彼の努力と 성장は多くのファンの記憶に残ることでしょう。プロ野球選手としてのキャリアは短命でしたが、球団に残り続けることで、引き続き野球界に貢献していく姿勢が求められます。彼の未来がどのようになるのかが注目されます。

関連項目

• - 広島県出身の人物一覧
• - 筑波大学の人物一覧
• - 読売ジャイアンツの選手一覧

奈良木陸の個人年度別成績は、NPB.jpにて確認することができます。

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