奈良県立十津川高等学校

奈良県立十津川高等学校

奈良県吉野郡十津川村に位置する奈良県立十津川高等学校は、小規模ながらも地域に根ざした教育を行う県立高校です。県内の中では最も南に位置しており、和歌山県からの通学生もいます。

概要

一次細分区域「奈良県南部」、二次細分区域「奈良県南西部」に属する唯一の高校であり、豊かな自然環境に囲まれています。2001年から十津川村立中学校との連携型中高一貫教育を実施し、地域に密着した教育活動を展開しています。

特色

部活動が盛んで、特に剣道部は「十津川剣道」の伝統を受け継ぎ、インターハイ出場の実績を持つ強豪です。県内で唯一のボート部は、近くのダム湖を練習場所として活用し、インターハイにも出場しています。2024年度からは、両部活動が奈良県教育委員会の「スポーツ・文化活動推進校」に指定され、専門性の高い教員による指導が継続的に行われています。

教育目標

「知・徳・体」の調和のとれた人間性を育み、地域社会を担う人材の育成を目指しています。

多様な学習を通して、生徒が自ら発案し実践できる力を育成
防災教育とキャリア教育を推進し、生徒や地域住民の生命と未来を守る
生徒・教職員間の信頼関係を築き、規範意識やコミュニケーション能力を育成
地域社会に貢献できる能力を育成
保護者や地域からの信頼に応え、地域とともにある学校づくりを推進

教育方針

十津川の自然と地域の温もりの中で、歴史と伝統を継承し、校訓・校歌の精神を具現化し、民主的な社会の形成者として新しい文化を創造できる人材を育成します。

沿革

1864年：文武館として創設
1900年：私立中学文武館となる
1942年：奈良県に移管され、奈良県立十津川中学文武館となる
1948年：奈良県立十津川高等学校となる
2001年：十津川村立中学校と連携型中高一貫教育を開始
2023年：全日制普通科を総合学科に改編

学科・コース

総合学科
文理総合系列
木工芸系列
美術系列
地域探究系列
ボート部
寮生活

入学者選抜

特色選抜および二次募集で全国募集を実施しています。

ボート部に所属し、選手として活動する意欲のある者
十津川村に移住し、寮生活をしながら総合学科での学習を希望する者

高校関係者と組織

奈良県立十津川高等学校学校運営協議会
奈良県立十津川高等学校同窓会
奈良県立十津川高等学校育友会
奈良県高等学校PTA協議会

アクセス

* 奈良交通バス「込の上」停留所下車すぐ

まとめ

奈良県立十津川高等学校は、豊かな自然環境の中で、地域との連携を重視した教育を行う高校です。中高一貫教育や特色ある部活動を通して、生徒の個性と才能を伸ばし、地域社会に貢献できる人材を育成しています。

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