奈良県立橿原公苑陸上競技場

奈良県立橿原公苑陸上競技場について

奈良県立橿原公苑陸上競技場は、奈良県橿原市にある陸上競技場です。県立橿原公苑内に位置し、陸上競技だけでなく球技場としても利用されています。この競技場は、日本陸上競技連盟第2種公認を受けており、本格的な陸上競技大会の開催が可能です。

施設概要

トラック: 400m×8レーン（直線100mコースのみ9レーン）、3000メートル障害用水濠を完備しています。
グラウンド: 天然芝が敷き詰められています。
収容人数: 5,000人（メインスタンド：3,000人、バックスタンド：2,000人）
照明設備: 1,500Lxの照明設備があり、夜間の競技も可能です。

歴史と主な開催イベント

この競技場では、過去に数多くの重要なスポーツイベントが開催されてきました。

第1回大日本学徒体育振興大会 (1942年): この大会の一部門は「幻の甲子園」とも呼ばれています。
第1回国民体育大会自転車競技 (1946年): 国民体育大会の初期において、自転車競技の舞台となりました。
2002 FIFAワールドカップ: チュニジア代表のキャンプ地として利用されました。
JFL、関西サッカーリーグ: 奈良クラブやディアブロッサ高田FCなど、地元のサッカークラブの公式戦が開催されています。
ジャパンラグビートップリーグ: ラグビーのトップリーグの公式戦も開催されています。
2020年東京オリンピック聖火リレー: 聖火リレーのセレブレーション会場となり、多くの人々が聖火ランナーの雄姿を見守りました。公募で選ばれた約1万人のランナーが参加しました。組織委員会によると、ランナー公募には53万件以上の応募があったと発表されています。
陸上競技記録会: 令和6年7月15日には、陸上競技記録会で久保凛選手が女子800mの日本記録を更新し、日本人女子初の2分切りとなる1分59秒93を記録しました。

2031年国民スポーツ大会に向けた計画

奈良県では2031年の国民スポーツ大会開催が予定されており、これに向けて奈良県と橿原市は、県立橿原公苑と市営橿原運動公園の用地を全面交換する計画を進めています。この計画により、施設の再整備や機能向上が図られる見込みです。

アクセス

競技場へのアクセスは、以下の通りです。

近鉄橿原線「畝傍御陵前駅」より徒歩10分
近鉄橿原線・近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」より徒歩10分

これらの駅からのアクセスが容易であり、公共交通機関を利用して訪れることができます。

まとめ

奈良県立橿原公苑陸上競技場は、陸上競技だけでなく様々なスポーツイベントに対応できる施設です。2031年の国民スポーツ大会に向けて、今後も重要な役割を担うことが期待されています。

外部リンク

橿原公苑陸上競技場

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