奈良県立片桐高等学校

奈良県立片桐高等学校

奈良県立片桐高等学校は、1983年に開校し、2007年に奈良県立斑鳩高等学校との統合により閉校した県立高等学校です。所在地は奈良県大和郡山市満願寺町にありました。

概要

片桐高校は、「第十二高等学校」として開校。英語教育に力を入れ、国際理解教育を重視していました。閉校後は、校地と校舎が改築され、現在は奈良県郡山総合庁舎として利用されています。

教育方針と目標

教育基本法に基づき、人権を尊重し民主的な社会の発展に貢献できる人材育成を目指していました。知性、豊かな情操、創造力を養い、国際的な視野と感覚を身につけ、心身を鍛えることを目標としていました。

校訓
自律 (Self-Reliance)
創造 (Creation)
敬愛 (Love and Respect)

沿革

1981年: 奈良県議会で建設予定地の取得が可決
1982年: 校章制定、校名が「奈良県立片桐高等学校」に決定
1983年: 開校式と第1回入学式を挙行
1984年: 普通科に英語類型を設置
1985年: 校歌を制定
1986年: 第1回卒業証書授与式を挙行
1987年: 専任外国人英語指導助手を配置
1988年: 文化祭のビッグアートが文部大臣賞を受賞
1989年: 校訓を制定。地域交流を目的とした講座を実施
1990年: 奈良県立高校唯一の英語科を新設
1992年: 生徒会が清掃ボランティアを開始、第1回同窓会を開催
1995年: 韓国への修学旅行を実施
1996年: 学校設定科目として英語関連の科目を開講
1997年: アメリカ合衆国の高校と姉妹校提携
1998年: 東一工業高等学校と親善交流会を実施、学校設定科目として｢国際理解｣を開講
2001年: 全国高校野球選手権奈良大会で準優勝
2002年: 創立20周年記念式典を挙行
2003年: 奈良県立斑鳩高等学校との統合が決定
2004年: 奈良県議会で統合校の設置が決定、生徒募集停止を公表
2005年: 奈良県立法隆寺国際高等学校が開校
2007年: 閉校式を挙行し、閉校

基礎データ

所在地: 奈良県大和郡山市満願寺町60番地
アクセス: 奈良交通バス「片桐小学校」停留所から徒歩約7分、JR大和小泉駅から徒歩約21分

象徴

校名: 学校所在地が片桐村であったこと、石州流茶道発祥の地であることから命名
校章: 富雄川と桜の花をデザイン。5枚の花びらは「知・徳・体」と創造力、国際感覚の育成を願ったもの
校歌: 作詞は大上敬義、作曲は中村泰士

学科

全日制課程
普通科
英語科

普通科では、3年次から文科型、理科型、文理混成コースに分かれていました。

学校行事

文化祭: 「熱活祭」と呼ばれ、毎年9月上旬に開催

部活動

体育系、文化系ともに活発な活動が行われていました。

高校関係者と組織

奈良県立片桐高等学校同窓会「桐生会」
奈良県立片桐高等学校育友会

著名な出身者

岡友美（お笑い芸人、青空）
* 松村惇史（お笑い芸人、フキノタイタン）

片桐高校は、短い歴史の中で、国際理解教育に力を入れ、多くの人材を輩出しました。閉校後も、その精神は法隆寺国際高校に引き継がれています。

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