奥田尚佳

奥田尚佳 (おくだ ひさよし)

プロフィール

1967年9月21日生まれの日本の政治家です。三重県尾鷲市の市長を1期、市議会議員を4期務めました。名古屋大学経済学部を卒業後、公認会計士と税理士の資格を取得しました。

政治家としての経歴

2004年、尾鷲市議会議員補欠選挙で初当選し、政界入りを果たしました。2006年には再選を果たし、市議会議員として活動しました。

2008年には尾鷲市長選挙に立候補し、現職の市長を破り当選。しかし、市長在任中に税理士業務を行っていたことが発覚し、税理士法違反で略式起訴され、罰金刑を受けました。この問題を受け、2009年4月には尾鷲市議会で不信任決議案が可決され、市議会を解散。市議選が行われましたが、その後も再び不信任決議が可決され、失職しました。その後行われた市長選挙にも立候補しましたが、落選しました。

2010年には、自身が経営する学習塾で教え子の女子生徒にわいせつな行為をしたとして、愛知県青少年保護育成条例違反で起訴され、2013年3月に懲役6月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。その後の同年6月の尾鷲市議会議員選挙では最下位で当選しましたが、7月の名古屋高裁、10月の最高裁でも有罪判決が確定しました。12月には尾鷲市議会から議員辞職勧告決議案が可決されましたが、辞職はしませんでした。2017年の市議選では再選を果たしました。

2021年の尾鷲市長選挙に再び立候補しましたが、現職の市長に敗れ落選しました。

政治姿勢と人物像

奥田氏は、公認会計士、税理士としての専門知識を活かし、財政や税制に関する政策に力を入れていたと考えられます。しかし、税理士法違反、わいせつ行為での逮捕・起訴など、多くの問題行動を起こしており、政治家としての資質には疑問の声も上がっています。

その他

奥田氏の政治家としての活動は、常にスキャンダルが付きまとっており、その波乱に満ちた経歴は、多くの人々に衝撃を与えました。選挙では、有権者の信任を得ることもあれば、不信任を突きつけられることもあり、政治家としての評価は難しいと言えるでしょう。

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