奥脇絵里

奥脇絵里（おくわき えり、1962年11月15日生まれ）は、1982年のミス・ユニバース日本代表として広く知られています。

東京都町田市出身の奥脇は、アテネ・フランセに通う19歳の学生時代にミス・ユニバースに応募し、見事に関東地区代表の座を獲得しました。1982年3月17日、大阪市のABCホールで開催された日本大会では、その美貌と知性、そして将来への希望に満ちた抱負が評価され、日本代表に選出されました。特に、股下が身長の半分という抜群のプロポーションは、彼女の大きな魅力の一つでした。

日本代表となった奥脇は、同年7月にペルーのリマで開催されたミス・ユニバース世界大会に出場しました。世界各国の代表が集まるこの大会で、彼女は日本代表として精一杯のパフォーマンスを披露しましたが、残念ながら入賞を果たすことはできませんでした。

ミス・ユニバースとしての活動後、奥脇はテレビ業界に進出し、テレビ東京の「テレビあっとランダム」をはじめとする様々なグルメや旅番組でレポーターを務めました。また、スキー用品メーカー「ノルディカ」のイメージガールとしても活躍し、その明るい笑顔と健康的なイメージで多くの人々を魅了しました。

さらに、両眼2.0という優れた視力を活かして、カーレーサーとしても活動しました。「RJロータリー・グループAレース」では総合4位に入るなど、その才能を発揮し、美人レーサーとして注目を集めました。しかし、1986年夏のレースで事故に遭い、その冬にはスキーで転倒して腰や首を痛めてしまいます。これらの怪我が原因で、翌年から休養を余儀なくされ、そのまま引退という決断に至りました。

レース戦績

* 全日本ツーリングカー選手権(JTC)

奥脇絵里は、ミス・ユニバース日本代表としての華やかな経歴だけでなく、その後の多岐にわたる活動を通して、多くの人々に勇気と感動を与えた女性です。彼女の挑戦と、怪我を乗り越えようとした姿は、今もなお語り継がれています。

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