女と男のララバイゲーム

モーニング娘。44thシングル「女と男のララバイゲーム」：3人の卒業と新たな始まり

2010年11月17日、モーニング娘。から、亀井絵里、ジュンジュン(新垣里沙)、リンリンの3人が卒業する前、最後のシングル「女と男のララバイゲーム」がリリースされました。この曲は、彼女たちのモーニング娘。としての集大成、そして未来への希望を込めた、重要な作品となりました。

シングル概要と多彩な収録形態

表題曲「女と男のララバイゲーム」は、つんく♂による作詞・作曲で、平田祥一郎氏が編曲を担当。メインボーカルは亀井絵里、高橋愛、田中れいな、新垣里沙の4人が務め、センターは亀井絵里が担当しました。シングルは、初回生産限定盤A、B、Cと通常盤の4形態で発売され、初回生産限定盤には「女と男のララバイゲーム」のミュージックビデオを収録したDVDが付属。さらに、全形態にイベント抽選シリアルナンバーカードが封入され(通常盤は初回生産分のみ)、ファンにとって特別な一枚となりました。

ミュージックビデオは、「White Dance Shot Ver.」、「Close-up Ver.」、「Black Dance Shot Ver.」と3種類のバージョンが制作され、それぞれの初回生産限定盤に収録。異なる映像表現を通して、楽曲の世界観を多角的に楽しむことができました。

衣装とメンバーカラー

ミュージックビデオとディスクジャケットで見られるメンバーの衣装は、メンバーカラーとは異なる配色が採用されました。具体的には、高橋愛が赤、新垣里沙が緑、亀井絵里がオレンジ、道重さゆみがピンク、田中れいなが青、光井愛佳が紫、ジュンジュンが水色、リンリンが黄色という配色が用いられています。これは、彼女たちの卒業を象徴する、特別な演出と言えるでしょう。

楽曲の詳細と収録アルバム

「女と男のララバイゲーム」は、当初「男と女」としてレコーディングされたものの、その後タイトルが変更されました。歌詞はつんく♂の独特の世界観が存分に発揮されており、メロディーとの相乗効果で、多くのファンを魅了しました。この楽曲は、後にリリースされたモーニング娘。のスタジオアルバム『Fantasy! 拾壱』(2010年12月1日発売)と、ベストアルバム『ベスト! [[モーニング娘。2]]0th Anniversary』(2019年3月20日発売)にも収録され、現在も多くのリスナーに愛され続けています。

カップリング曲には、「愛され過ぎることはないのよ」(編曲：大久保薫)が収録。こちらもつんく♂による作詞・作曲で、メンバーそれぞれの個性が光る、魅力的な楽曲となっています。

参加メンバーとスタッフ

このシングルには、5期(高橋愛、新垣里沙)、6期(亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな)、8期(光井愛佳、ジュンジュン、リンリン)のメンバーが参加。楽曲制作には、平田祥一郎氏(編曲、プログラミング)、鎌田浩二氏(ギター)、大久保薫氏(キーボード&プログラミング)といったベテランスタッフが参加し、クオリティの高い作品に仕上がっています。さらに、高橋愛と亀井絵里はコーラスにも参加しています。

まとめ

「女と男のララバイゲーム」は、3人のメンバーの卒業という節目を迎え、モーニング娘。の新たな章への幕開けを示唆する、重要なシングルとなりました。様々な形態でのリリースや、こだわりの衣装、そして力強い楽曲は、彼女たちの軌跡と、未来への希望を鮮やかに表現しています。このシングルは、モーニング娘。の歴史における重要な一ページを飾る作品と言えるでしょう。

もう一度検索