女流立葵杯

女流立葵杯とは

女流立葵杯は、女流棋士による囲碁の棋戦です。正式名称は「会津中央病院・女流立葵杯」で、一般財団法人温知会が運営する会津中央病院が協賛しています。

歴史

棋戦の始まりは「会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦」という名称でした。第4回から現在の「女流立葵杯」に名称が変更されましたが、回数は引き継がれています。

この棋戦は青葉かおりがプロデューサーとして創設に尽力しました。女流囲碁トーナメント戦時代は、賞金総額が女流棋戦としては最大規模であり、封じ手のある2日制の対局が行われる唯一の棋戦でした。

概要

女流立葵杯は、会津若松市の市花である立葵にちなんで名付けられました。棋戦名が変更された際、対局方式も変更されています。女流囲碁トーナメント戦時代は2日制の決勝一番勝負でしたが、女流立葵杯となってからは、第4回は1日制の決勝三番勝負、第5期からは挑戦手合三番勝負となりました。

本戦は8名によるトーナメント形式で行われ、予選・本戦の持ち時間は2時間、決勝は3時間です。本戦へのシード権は、女流タイトル保持者にのみ与えられます。本戦の準決勝以降と挑戦手合は、会津若松市内の今昔亭で行われます。

囲碁の棋戦には通常、将棋のような服装規定はありませんが、立葵杯では挑戦者決定戦準決勝の前夜祭に和服で出席するのが通例となっています。

記録

藤沢里菜は、女流棋士史上最年少（15歳9ヶ月）でこのタイトルを獲得しました。また、第4回から第8期にかけて5連覇を達成し、名誉女流立葵杯の資格を得ています。名誉女流立葵杯の称号は、60歳に達するか引退時に名乗ることができます。

歴代優勝者

歴代優勝者の記録は以下の通りです。
第1回 - 第3回：2日制決勝一番勝負
第4回：1日制決勝三番勝負
第5期以降：挑戦手合三番勝負

※タイトル・段位は当時のものです。

関連項目

会津中央病院

外部リンク

* 女流立葵杯 - 日本棋院

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