奴隷聖徒会長ヒカル〜淫魔に占陵された学園〜

奴隷聖徒会長ヒカル〜淫魔に占陵された学園〜

『奴隷聖徒会長ヒカル〜淫魔に占陵された学園〜』は、キルタイムコミュニケーションの二次元ドリームノベルズから刊行された小説作品です。原作者は桜沢大、小説担当は筑摩十幸がクレジットされています。本記事では、小説版に加え、アダルトゲーム版『聖徒会長ヒカル〜淫魔に占領された学園〜』、アダルトアニメ版『聖徒会長ヒカル』についても解説します。

小説版

あらすじ

舞台は名門校・聖マリス学園。この学園は妖魔討伐者の育成機関としての側面も持ち、生徒会のメンバーはその中でも特に高い実力を持っています。生徒会は学園に侵入した妖魔バルムスを辛くも倒し、平穏を取り戻したかに見えました。しかし、バルムスは生きており、仲間の妖魔ヴェゼルを利用してヒカルの師匠を籠絡し、生徒会メンバーにも魔の手を伸ばしてきます。

登場人物

キャラクターボイスはゲーム版のキャストが起用されています。

泉 ヒカル（いずみ ヒカル）
声：鈴峰りお
聖マリス学園生徒会長。鬼太刀を操る妖魔討伐のエキスパートですが、どこか抜けている一面も。両親をバルムスに殺害され、弟のショウに深い愛情を注いでいます。
セイラ・神居（セイラ・かむい）
声：如月葵
生徒会副会長で修道女。気が強い性格ですが、恋愛には奥手で、ショウにひそかに想いを寄せています。
綾辻 ユキ（あやつじ ユキ）
声：田村ナナ
生徒会メンバーで、退魔の名門・綾辻家の令嬢。
白石 琴音（しらいし ことね）
声：木野原さやか
聖マリス学園の教師で、ヒカルの剣術の師匠。妖魔ヴェゼルに最初に籠絡され、ヒカルたちにわいせつな手ほどきをします。
アナスタシア・アウグスト
声：韮井叶
聖マリス学園の学園長。妖魔討伐組織のリーダーでもあり、霊力と知識でヒカルたちをサポートします。
泉 ショウ（いずみ ショウ）
声：奥川久美子
ヒカルの弟で、マリス学園の基礎課程に在籍。中性的な容姿が特徴です。
黒沼 源二（くろぬま げんじ）
聖マリス学園の男子生徒。素行不良で、女子生徒へのセクハラが原因で何度も退学になりかけました。バルムスによってヒカルへの歪んだ欲望を抱き、妖魔となります。
木脛（きずね）
聖マリス学園の用務員。黒沼に買収され、言いなりになっています。盗撮や外国人女性の素人AVを好み、セイラに歪んだ欲望を抱いていました。バルムスによってコウモリ型の妖魔を憑依させられ、欲望のままに行動します。
黒沼 昭三（くろぬま しょうぞう）
源二の父で権力者。政治家とも繋がりがあります。ユキに対して歪んだ欲望を抱いていました。クモ型の妖魔にとりつかれた際は、頭が禿げ上がり、目と腕の数が増えました。
鬼頭（きとう）
聖マリス学園教頭で、ヴェゼルの下僕。
妖魔王ヴェゼル
バルムス
ヒカルの両親を殺害した妖魔。OVAでは源二を依代にして暗躍します。

書誌情報

奴隷聖徒会長ヒカル 〜淫魔に占陵された学園〜 - 2008年2月発売
奴隷聖徒会長ヒカル2 〜淫魔に占陵された学園〜 - 2009年4月発売

アダルトゲーム版

『聖徒会長ヒカル〜淫魔に占領された学園〜』は、catwalk NEROより2009年7月24日に発売されました。当初は小説版と同じタイトルになる予定でしたが、諸事情により変更されました。catwalk NEROのデビュー作である『淫堕の姫騎士ジャンヌ』のスタッフが制作に参加しており、『ジャンヌ』を超える作品を目指し、長期間にわたって制作されました。

マルチエンディング形式を採用しており、妖魔を倒して学園に平和が訪れる結末もあれば、人類滅亡という悲惨な結末も存在します。

スタッフ

原画：亀井、木ノ碕由貴（サブ）
原作：桜沢大、筑摩十幸
シナリオ：筑摩十幸（メイン）、松木涼（サブ）
* BGM：吉田仁郎、AmBush

アダルトアニメ版

『聖徒会長ヒカル上巻 公開処女喪失』は、メリー・ジェーンより2010年4月30日に発売されました。当初は上巻のみが発売され、下巻の発売も予定されていましたが、上巻の売上が低迷し、担当プロデューサーが活動を停止したため、制作は早期に中止されました。しかし、公式発表はされていません。なお、ほとんどの商品パッケージやディスクレーベルには、最初から「上巻」という表記はありません。

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