好きやねん、大阪。/桜援歌(Oh!ENKA)/無限大

関ジャニ∞のシングル『好きやねん、大阪。/桜援歌 (Oh!ENKA)/無限大』

関ジャニ∞が2005年9月14日にリリースしたシングル『好きやねん、大阪。/桜援歌 (Oh!ENKA)/無限大』は、彼らにとって3枚目のトリプルA面シングルです。この作品は、前作『大阪レイニーブルース』から約6か月ぶりとなる新たなリリースとなり、特に印象に残るのは無期限の謹慎状態にあったメンバー、内博貴を除く7人体制での初のシングルであるという点です。内は関ジャニ∞から脱退したため、このシングル以降、約13年間7人体制での音楽活動が続くこととなります。

収録曲とその特徴

本作に収められている表題曲「好きやねん、大阪。」は、ハウス食品のCMソングとして使われました。関ジャニ∞が自ら出演するテレビCMに初めて登場したこともあり、その影響力は計り知れません。また、もう一つの表題曲「桜援歌 (Oh!ENKA)」は、NHK教育アニメ『忍たま乱太郎』のエンディングテーマとして多くの視聴者に親しまれています。この曲は、同アルバムのアレンジバージョンではなく、本作特有のバージョンとして収録されており、ファンにとって特別な一曲と言えるでしょう。さらに「無限大」は、20世紀フォックス配給のアニメ『ロボッツ』の日本版応援ソングと位置づけられています。これにより、このシングルは様々なメディアにおいて広がりを見せていきます。

初回限定盤では「好きやねん、大阪。」に関する特別なコントが収録されており、通常盤には異なるコントが収録されているため、ファンはこのバリエーションを楽しむことができます。特に、初回限定盤では「コント：三角公園ver.」、通常盤では「コント：田中さんver.」が特徴です。以降のアルバムでは、表題曲のコントは全て「田中さんver.」で統一されています。

発売形態と再発

リリース当初、このシングルは初回限定盤と通常盤の2形態で発売されました。初回限定盤には「好きやねん」ステッカーや20ページのオールカラーブックレットが付属していたことが特徴で、特別感がありました。一方で、通常盤には8ページのブックレットと『忍たま乱太郎』ステッカーが初回生産分のみ付いていたため、こちらも魅力的でした。

その後、2015年にはレコード会社を移籍した関ジャニ∞が新たに通常盤を再発売し、さらには2019年にも15%オフの再発売が行われました。2024年にはデビュー20周年を迎えるにあたり、過去の楽曲が音楽ダウンロードサービスやサブスクリプションサービスで配信されることが発表されており、その中にはこのシングルの表題曲も含まれています。特に「好きやねん、大阪。」と「桜援歌 (Oh!ENKA)」は、デジタルでの再生が可能となり、多くのファンにとって新しい発見の場となることでしょう。

チャート成績

オリコンチャートにおいて、本作は初週に約16.3万枚を売り上げ、週間ランキングで2位を獲得しました。これは演歌シングルとしての初動売上の最高記録を更新したことを意味しています。また、2005年のオリコン月間CDシングルランキングで5位を獲得し、その年の年間ランキングでも36位にランクインしました。これらの成績は、関ジャニ∞の人気を示す重要な指標でもあります。

イベントとファンとのつながり

シングルリリースを記念して、2005年9月17日と18日に東京と大阪で大握手会イベントが開催されました。このイベントは、ファンとの距離を縮める重要な機会となり、関ジャニ∞のメンバーにとっても特別な思い出となりました。

まとめ

『好きやねん、大阪。/桜援歌 (Oh!ENKA)/無限大』は、関ジャニ∞の7人体制としての新たなスタートを切った意義深いシングルです。多様な媒体で展開され、今後も多くのファンに愛される作品として、関ジャニ∞の歴史に刻まれています。

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