如水会

一般社団法人如水会について

一般社団法人如水会は、一橋大学（旧東京商科大学）の卒業生を中心とした同窓会組織です。1914年に設立され、一橋大学の発展を支援することを目的として活動しています。如水会という名称は、『礼記』の一節「君子の交わりは淡きこと水の如し」に由来し、会員同士の良好な関係が末永く続くことを願って名付けられました。命名者は、一橋大学の前身である商法講習所を支援した渋沢栄一です。

如水会の活動

如水会は、一橋大学の教育・研究活動を支援するために、多岐にわたる活動を行っています。

経済的支援: 海外留学奨学金制度は、留学先の学費だけでなく、往復旅費や滞在費まで支給する充実した内容です。学生のゼミ活動費補助、新入生歓迎会の開催など、学生生活を豊かにする支援も行っています。また、一橋大学基金の設立・運営にも積極的に関わり、大学の教育研究活動を支えています。
施設支援: 一橋大学図書館の建設、兼松講堂の改修、如水スポーツプラザの建設、外国人研究者宿泊施設の建設など、大学の施設整備に多大な貢献をしています。
人材育成: 各界で活躍する卒業生を招いた寄付講座を開講し、学生のキャリア形成を支援しています。
会員交流: 如水会館では、会員同士の交流を深めるための様々なイベントや会合が開催されています。また、一般にも開放されており、結婚式や記者会見など、多様な目的で利用されています。

如水会の歴史

如水会の歴史は、一橋大学の歴史と深く結びついています。

1914年: 東京高等商業学校同窓会と如水会館設立組織が合併し、同窓会如水会が発足しました。
1917年: 一ツ橋に図書館を建設し、大学に寄贈しました。
1940年: 東亜経済研究所（現一橋大学経済研究所）を支援するため、東京商科大学奨学財団を設立し、大学経費9年分に相当する寄付金を集めました。
1950年: 一橋ファンドを設立し、1956年には財団法人一橋大学後援会となりました。
1962年: 海外留学奨学金制度を開始しました。
1992年: 国立市東に外国人研究者宿泊施設・如水ゲストハウスを建設し、大学に寄贈しました。
1994年: 初代学長佐野善作による佐野書院を建て替え、大学に寄贈しました。
1999年: 小平キャンパスに如水スポーツプラザを建設しました。また、兼松講堂の全面改修を行い、一橋大学基金を設立しました。

如水会は、設立から100年以上にわたり、一橋大学の発展に大きく貢献してきました。

如水会館

如水会館は、如水会が所有する地上14階、地下2階の高層ビルです。学士会館の斜向かいに位置し、一橋大学の卒業生や関係者にとって重要な拠点となっています。また、一般にも開放されており、多様なイベントや会議、結婚式などに利用されています。

その他の情報

如水会は、他の大学の同窓会組織とも交流があります。
横浜如水会
蔵前工業会（合同移動講座を共催）
凌霜会（水霜談話会を共催）
有恒会（旧三商大合同懇親会を共催）

如水会は、一橋大学の卒業生にとって、大学との繋がりを保ち、社会で活躍するための貴重なコミュニティです。

外部リンク

如水会
一般社団法人如水会館

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