如水館中学校・高等学校

如水館中学校・高等学校について

如水館中学校・高等学校（じょすいかん ちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、広島県三原市深町に位置する私立の教育機関であり、全国私立寮制学校協議会の一員として、優れた教育環境を提供しています。本校は、前身である三原工業高校や緑ヶ丘女子商業高校の伝統を受け継ぎ、建学の精神「水の如くなくてならない人になれ」を持つ学校です。この理念は、生徒たちに柔軟な考え方や社会への貢献度を示唆しています。

進学と部活動

如水館では、学問に関して特に力を入れており、東京大学などの国公立大学、また多くの私立大学への進学実績があります。生徒たちは、高い目標を持って日々学習に励んでいます。加えて、数多くの部活動が充実しており、特に硬式野球部は甲子園に7回の夏、1回の春出場の実績があります。さらに、チアリーディング部は全国大会にも出場し、CMにも出演するなど、地域と交流しながら多彩な活動を展開しています。吹奏楽部は県内で多数の金賞を受賞し、ロボット研究部も全国大会に9回出場するなど、学外でもその実力を示しています。

学校の多様性を示すもう一つの魅力は、舞台芸術専攻の存在です。こちらではプロの講師による授業が行われ、年に一度の定期公演が実施されます。生徒は様々な選択肢が与えられ、その中から自身の興味や適性に応じた専攻を選ぶことが出来ます。基礎学力を磨くS類、A類、B類のいずれかを選択でき、さらに留学専攻やクラブ専攻なども用意されています。

校歌と校舎

校歌「水のように」は、著名な映画監督・大林宣彦が作詩し、久石譲が作曲を手掛けた楽曲です。この校歌は生徒たちの心に深く根付いており、学校のアイデンティティを象徴しています。また、校舎は円形のデザインが施されており、独特な雰囲気を醸し出しています。

沿革

如水館の歴史は1940年に始まり、山中幸吉氏が三原工業学校を設立したことにさかのぼります。その後、数回の学制改革を経て、1994年に如水館高等学校として新たに生まれ変わり、1997年には中学校も併設されました。このように、長い歴史の中で様々な変遷を経ながら、地域に根ざした教育を提供してきました。

著名な出身者

学校からは多くの著名な卒業生が輩出されています。元三原市長の天満祥典氏や、漫画家・小林俊彦氏など、さまざまな分野で活躍する人材が誕生しています。また、プロ野球選手や建築家、タレントなど、幅広い職業に従事している卒業生がいることも、本校の誇りです。

アクセス

如水館へのアクセスは便利で、「如水館前」バス停が設けられており、三原市や尾道市、松永市などからの路線バスが発着しています。また、三原-如水館線や尾道如水館線など、多くの路線が利用可能です。

本校は学問と部活動、そして多様な性格を持つ生徒たちの成長を促すため、今後も力を入れて教育を進めていきます。

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