妖侍(あやかしざむらい)
『妖侍』は、
2015年8月6日からYouTubeにて配信された全8話から構成されるドラマです。この作品は、
東映とYouTubeの共同プロジェクトである「YT太秦」の一環として制作されました。近未来的な要素を取り入れた
サイバーパンク時代劇として、視聴者に新しいジャンルを楽しませています。
概要
このドラマは「YouTube Space
時代劇 with
東映太秦映画村」という新たな試みで、全ての撮影が東京のYouTube Space Tokyo内に造られた特設セットで行われました。一部のシーンでは京都の太秦映画村の映像を使い、リアリティを追求しています。また、制作資金は全額
Googleが負担しているものの、撮影期間が当初の6日間から4日間に短縮され、設定に変更が生じるなどの影響がありました。このため、未使用のカットがティザー映像として使用される場面も見られます。
2019年4月27日に予告編がYouTubeおよびガレージプロTVに公開され、
8月6日からは毎週木曜日に新エピソードが配信されついには
9月10日に最終回を迎えました。各話の長さは約6分ほどで、
テレビ番組のような多様な映像構成となっている点が特徴的です。
あらすじ
物語は、旅人たちが行き交う宿場町を舞台に展開します。表面上は平和な町ですが、裏には辻切りの男に関する噂が渦巻いています。木村という
同心は、治安を守るために周囲への聞き込みを強化し、宿の食事処で盲目の男・ノロイと自称あやかしザムライの旅人と出会うことになります。彼との出会いが物語を大きく変えることになるのです。
主な登場人物
演 -
木村圭作
右腕を機械に改造した流浪のサムライ。「あやかしザムライ」と呼ばれ、戦闘時以外は右腕を隠しています。彼の改造された腕は、状況に応じたアタッチメントが施される仕組みで、戦闘能力は高いです。
演 -
原奈津子
滅我之助の相方で、きつねのあやかしです。幻を見せる能力を持ち、自身もあやかしであるため、他のあやかしを感じ取ることができます。
演 -
川連廣明
京都西町奉行の
同心で、何かとおっちょこちょいな面が魅力です。妖気を感じる自称能力者ですが、実際にはそれほどの力を持っていません。
演 -
松田祥一(2役)
木村の部下で忠実ですが、内心では不満も持つ岡っ引きです。
演 - 木更津与兵衛
瓦版記者で、木村
同心との出会いから彼らと共に行動し、記事を取材します。
演 -
谷口洋行(2役)
聴力に優れた盲目の旅人で、実は鎌鼬のあやかしです。彼の動きの機敏さは物語に緊張感をもたらします。
演 - 関口愛美
将棋の駒を操作してからくり忍者を使う宿の女性です。
演 -
松田祥一(2役)
お角の夫。
スタッフ
ナレーターは西勝研二、脚本は熊王涼が担当。アクションや監督業務はブエノが手掛けました。また、プロデューサー陣にはブエノとMax Ellisが名を連ねています。制作にはYouTube JAPANや
東映、Garage Pro TVが関与しています。
外部リンク