妙高院

妙高院（みょうこういん）

妙高院（1577年 - 1626年）は、安土桃山時代から江戸時代初期に生きた女性で、徳川家康の嫡男・松平信康の娘です。国姫、あるいは熊姫とも呼ばれ、妙光院と記されることもあります。

生涯

1577年、徳川家康の嫡男・松平信康と織田信長の娘である徳姫の間に、岡崎城で生まれました。しかし、1579年に父・信康が切腹、母・徳姫が実家へ帰ると、姉・登久姫と共に祖父・家康とその側室・西郡局によって養育されました。

1590年または1591年、家康の命により、徳川家臣・本多忠勝の嫡男である本多忠政の正室となります。夫婦仲は良好で、3男2女をもうけました。長男は忠刻、次男は政朝、三男は忠義。娘は国姫（堀忠俊正室→有馬直純正室）、亀姫（小笠原忠脩正室→小笠原忠真正室）です。妙高院の血筋を幕末まで保ったのは、三男・忠義の系統のみです（ただし、女系では忠刻・国姫・亀姫の系統も続いています）。

1626年、夫・忠政に先立ち、50歳でこの世を去りました。墓所は、最初は姫路城下久松寺にありましたが、後に奈良県大和郡山市の久松寺に移されました。

登場作品

* NHK大河ドラマ『徳川家康』（1983年） - 原亜友子が演じました。

脚注

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