姫山

姫山 (ひめやま)

姫山は、山口県山口市平井に位置する標高199mの山です。山口市街地のほど近くに位置し、市民の憩いの場となっています。

概要

姫山の中腹あたりには小さな神社があり、大内問田1丁目の登山口には鳥居と参道が設けられています。山頂付近にはテレビ[[山口]]の送信用反射板が設置されており、地域の情報インフラを支えています。山の北麓には椹野川と仁保川の合流点が、東麓には問田川が仁保川に合流する地点があり、豊かな自然環境が形成されています。登山道も整備されており、気軽にハイキングを楽しむことができます。

椹野川を挟んで対岸にはJR山口線が東西に走り、交通の便も良いです。東側の谷地形を切り開いて造成された「姫山団地」があり、山口市大内姫山台として住宅地が広がっています。

伝承

姫山には、「姫山伝説」と呼ばれる民間伝承が残されています。ただし、文献によって複数の類似した逸話が存在し、その真偽は定かではありません。

伝説の内容は以下の通りです。

昔、殿様が山口城下の美しい女性に恋心を抱き、自分のものにしようとしました。しかし、女性は殿様の邪な思いを受け入れなかったため、激怒した殿様は女性を縛り上げ、城の井戸に吊るして蛇責めにしたのです。女性は、美しく生まれた身の辛さを嘆き、後々の女性に同じ苦しみを味あわせないために、『この山の上から見える限りの土地では、永久に容姿端麗な女性は生まれないように』と悲しみながら死んでいきました。

この悲しい伝説が、姫山の名前の由来になったとも言われています。

その他

姫山の南西麓には山口大学吉田キャンパスが位置しており、同キャンパスで行われる学園祭は「姫山祭」と名付けられています。地域に根ざした山として、姫山は様々な形で人々に親しまれています。

関連項目

大内氏
山口大学 (姫山の南西麓に吉田キャンパスが位置。同キャンパスにて行われる学園祭を「姫山祭」と称している)

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