孔雀団

孔雀団：脅し漫才とシュールなコントで魅せるお笑いコンビ

2009年に結成されたお笑いコンビ、孔雀団。当初は「くじゃく団」として活動を始め、後に現在のコンビ名へと改名しました。所属事務所はTAPであり、京都府京都市出身の田中伸治さんと、同市東九条出身の吉田岳樹さんという、地元が近い2人によって構成されています。

メンバー紹介

田中伸治さんは1982年11月15日生まれ、A型、177cm、64kg。吉田岳樹さんは1983年1月26日生まれ、A型、173cm、65kg。2人とも大阪NSC24期生出身です。

吉田さんは、孔雀団を結成する前に複数のコンビを経験しています。「トンク」、「ナンバーワンファン」、「スパルタンX」と、ボケ担当として活動。小学生時代は野球に打ち込み、少年野球の全日本にも選抜された経歴を持ちますが、骨折によりメンバーから外れる経験もしています。中学時代には読売ジャイアンツの内海哲也投手や、千葉ロッテマリーンズの今江敏晃選手と同チームに所属していました。高校1年生の文化祭で漫才を行い、その反響から本格的に笑いの道へ進むことを決意します。

コンビ結成と活動

NSC卒業後、baseよしもと・ワッハ上方で活躍した後、ナンバーワンファンの解散を機に上京。数々の事務所を渡り歩き、MUSE、SMA NEET Project、ライトハウスエンターテインメント、ユニバース、三木プロダクション、そしてココスタイルと、様々な環境で芸を磨いてきました。

孔雀団として活動を開始する以前には「スパルタンX」として活動していました。コンビ名変更を経て、お笑い芸人として初めて愛媛銀行をスポンサーに迎え、四国八十八ヶ所巡礼というユニークなプロジェクトを実施。この巡礼中には、解散寸前の激しい喧嘩も経験したそうです。また、漫才協会には所属していましたが、わずか1日で脱退というエピソードも持ち合わせています。画数の問題から「くじゃく団」から「孔雀団」への改名が行われたことも興味深い点です。

芸風とネタ

孔雀団の芸風は、主に脅し漫才とシュールなコントです。脅し漫才では、吉田さんが田中さんを独特の脅し文句で脅かします。「次やったら、ミニ四駆隠すぞ！」「次やったら、喉チンコとんぞ！」といった、インパクトのある言葉が飛び交います。そして、決まって「エブリバディ～」「カモ～ン」といったフレーズが続き、顔を近づけ合うなど、独特の緊張感と笑いを生み出します。基本的に田中さんは喋らず、吉田さんが熱狂的な長渕剛ファンであることから、ツッコミの中に長渕剛の語録が挟まれることも特徴です。また、2人で背中を向け、同時に振り向くなど、息の合ったユニークなパフォーマンスも披露しています。

出演番組・ライブ

テレビ番組では、『ぶっちゃけ嬢』（テレビ東京）、『お笑い図鑑 ハマヌキ』（tvk）、『おかえりテレビ』（南海放送）などに出演。四国八十八ヶ所巡礼の経験を生かしたインタビュー番組にも多数出演しています。ラジオ番組、ライブ、インターネットTVなど、幅広いメディアで活躍しています。YouTubeチャンネルでは、2021年から『笑っていいとも！』のテレフォンショッキングをオマージュした企画も展開しています。

まとめ

数々の困難を乗り越え、独自のスタイルを確立してきた孔雀団。脅し漫才という独特の笑いと、シュールなコント、そして二人の個性が織りなす絶妙なバランスが魅力です。今後の活躍にも目が離せません。彼らの公式ホームページ、SNS、YouTubeチャンネルを通じて、更なる情報に触れてみてください。

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