孤独な旅人 (曲)

エレファントカシマシの11枚目のシングルとして1996年7月19日にポニーキャニオンからリリースされた「孤独な旅人」は、彼らの8枚目のアルバム『ココロに花を』からの先行シングルとして発表されました（規格品番：PCDA-00881）。現在は廃盤となっています。

このシングルに収録されている2曲は、どちらもアルバム『ココロに花を』に収録されています。

プロモーションビデオは、「花畑のセットの中でメンバーが演奏する」という内容で制作されました。華やかなセットの中で演奏するメンバーの姿が印象的な作品です。

「孤独な旅人」のリリース当時、NHKの音楽番組「ポップジャム」に出演した際、宮本浩次は、強烈なパフォーマンスを繰り広げ、伝説を作りました。歌唱中、彼はマイクスタンドを蹴り倒し、石森敏行のギターを奪い取ってシャツを脱がせるという破天荒ぶりを見せました。石森は上半身裸で棒立ちのままとなり、異様な光景となりましたが、演奏は止まることなく続けられました。このパフォーマンスは、エレファントカシマシのライブでの熱狂を彷彿とさせるもので、多くの視聴者に衝撃を与えました。

収録曲

1. 孤独な旅人 (5:14)
作詞・作曲：宮本浩次　編曲：宮本浩次・土方隆行
NHK-FM ミュージックスクエア 8,9月度エンディングテーマ
JR東日本CMソング

力強いメロディと、孤独を抱えながらも前へ進もうとする歌詞が特徴的な楽曲。宮本のヴォーカルが、聴く人の心に深く響きます。タイアップとして、NHK-FMのエンディングテーマやJR東日本のCMソングに使用され、幅広い層に親しまれました。

2. Baby自転車 (4:34)
作詞・作曲：宮本浩次　編曲：宮本浩次・佐久間正英

軽快なリズムと、日常の風景を切り取ったような歌詞が魅力的な楽曲。佐久間正英のアレンジが、楽曲のポップな雰囲気をさらに引き立てています。

「孤独な旅人」は、エレファントカシマシの音楽性を象徴する楽曲の一つであり、彼らのキャリアの中でも重要な作品と言えるでしょう。また、伝説的な「ポップジャム」でのパフォーマンスは、エレファントカシマシの熱いライブパフォーマンスを象徴する出来事として、語り継がれています。

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