学びの森 (各務原市)

学びの森

学びの森は、岐阜県各務原市にある都市公園です。各務原市が管理しており、市民の憩いの場として親しまれています。この公園は、単なる公園としてだけでなく、様々な歴史的背景や文化的な要素も併せ持っています。

沿革

学びの森の歴史は、1999年に各務原市長が韓国を訪問したことに始まります。春川市との間で「知識・情報・技術及び人力交流協約書」が締結され、人材交流も始まりました。2002年には、韓国ドラマ『冬のソナタ』が放映され、春川市が舞台として注目を集めました。このドラマの日本での放送をきっかけに、2003年、各務原市と春川市は姉妹都市提携を結びました。

姉妹都市提携1周年を記念して、各務原市はメタセコイアの並木がドラマの舞台に似ていることに着目し、旧岐阜大学農場跡地を拡張整備しました。イチョウを植え、ドラマに登場するベンチを設置するなど、ドラマの世界観を再現しました。2004年には記念イベントが開催され、51日間で約70万人が訪れる大盛況となりました。そして2005年、整備された土地は「学びの森」として開園しました。

その後も整備は進められ、2007年には東側の築山と森づくりゾーンが開放され、現在の姿となりました。

特徴

学びの森は、約5.8haの広大な敷地を有し、様々な施設や見どころがあります。旧大学から受け継がれた大イチョウは公園のシンボルツリーとして存在感を放っています。

施設

学びの森プロムナード（冬ソナストリート）: 約300メートルのイチョウやメタセコイアの並木道。冬にはイルミネーションが点灯します。
雲のテラス: ギャラリーとカフェテラスを併設した建物。
すず風の小径・竹林: 京都嵐山の竹林をイメージした散策路。
霧の泉: 定期的に霧が発生するモニュメント。
さざなみ・芝生広場: 大イチョウがシンボルの広場。池「さざなみ」では水遊びもできます。
まきば（牧場）: 青葉の池を中心としたエリア。
KAKAMIGAHARA STAND: カフェ。
KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE: 2021年3月にオープン。
ギャラリー: 隣接する施設を含む。

注意事項

学びの森は、各務原市那加福祉センターに隣接していますが、両施設は独立しています。学びの森の利用者は、福祉センターの駐車場は利用できません。

アクセス

所在地: 岐阜県各務原市那加雲雀町10-4
駐車場: 約150台（東側にあり、2時間以上は有料）
公共交通機関: 名鉄各務原線 各務原市役所前駅下車、北へ徒歩約5分。各務原市ふれあいバス 各路線「各務原市役所前駅」バス停下車、北へ徒歩約5分。

周辺施設

KAKAMIGAHARA PARK BRIDGE
各務原勤労会館
各務原市那加福祉センター
中部学院大学・各務原キャンパス
各務原市民公園
各務原市立中央図書館

学びの森は、市民の憩いの場としてだけでなく、歴史や文化に触れることができる場所です。四季折々の自然を感じながら、ゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。

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