学校法人四條畷学園

学校法人四條畷学園の概要

学校法人四條畷学園は、大阪府大東市に本部を置く学校法人です。幼稚園から大学まで幅広い教育機関を運営しており、地域社会の発展に貢献しています。

設置学校

四條畷学園が設置している主な学校は以下の通りです。

四條畷学園保育園
四條畷学園大学附属幼稚園
四條畷学園小学校
四條畷学園中学校
四條畷学園高等学校
四條畷学園短期大学
四條畷学園大学

沿革

創立の背景

四條畷学園のルーツは、1926年（大正15年）に設立された四條畷高等女学校に遡ります。創立者は牧田宗太郎・環兄弟です。宗太郎は当時、四條畷中学校の校長を務めており、環は東京帝国大学出身の工学博士で、三井財閥の重役でした。

設立者の想い

牧田兄弟の父は幕臣でしたが、明治維新で失職し、家計は困窮しました。そのような状況下で、母の栄子が女手一つで7人の子供たちを育て上げました。兄弟は、自分たちが社会で活躍できたのは母の教育のおかげだと深く感謝し、その恩返しとして「子供たちを立派に育てられる女性を育成する」という女子教育を志しました。この理念が、学園の建学の精神「報恩感謝」に繋がっています。

四條畷の地

校地が四條畷に選ばれたのは、南北朝時代に四條畷の戦いがあった歴史的な場所であること、そして楠木正行の母・久子が「女性の鑑」として称えられていたことが理由です。学園設立と同時期に、四條畷神社には久子を祀る御妣神社が建立されました。

戦後の発展

戦時中、牧田兄弟が相次いで亡くなり、後継者とされていた宗太郎の長男も早世するという困難に見舞われました。その後、学園を率いたのは、宗太郎の妻である隈でした。隈は東京女子師範学校卒業後、小学校教員を経て宗太郎と結婚しており、学園を幼稚園から大学まで擁する総合学園へと発展させました。

年表

1926年（大正15年）：四條畷高等女学校創立。
1927年（昭和2年）：現在地に移転。学園歌を制定。
1929年（昭和4年）：本館竣工。
1941年（昭和16年）：設置者が財団法人四條畷学園に変更。
1941年（昭和16年）：四條畷学園幼稚園開園。
1947年（昭和22年）：学制改革により四條畷学園中学校（新制）開校。
1948年（昭和23年）：学制改革により四條畷学園高等学校（新制）開校。四條畷学園小学校も開校。
1964年（昭和39年）：四條畷学園女子短期大学開学。
2000年（平成12年）：四條畷学園女子短期大学が四條畷学園短期大学に名称変更。
2005年（平成17年）：四條畷学園大学開学。
2018年（平成30年）：四條畷学園保育園開園。

教育理念

四條畷学園は、創立者である牧田兄弟の母への感謝の念と、女子教育への強い情熱を背景に設立されました。建学の精神である「報恩感謝」を基盤として、社会に貢献できる人材育成を目指しています。歴史と伝統を尊重しつつ、時代に即した教育を提供し、学生一人ひとりの可能性を最大限に引き出すことを重視しています。

現在の活動

現在、四條畷学園は、幼稚園から大学までの一貫教育体制を整えており、各学校が連携しながら、質の高い教育を提供しています。地域社会との連携も重視し、地域貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

外部リンク

* 学校法人四條畷学園

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