学校法人聖母女学院

学校法人聖母女学院について

学校法人聖母女学院は、京都市伏見区に本拠を構えるキリスト教・カトリック系の教育機関です。この法人は、フランスのヌヴェール愛徳修道会によって設立され、カトリックミッションスクールとして知られています。最初に大阪市中央区に設置され、その後、現在の寝屋川市に移転し、さらに京都市に姉妹校を設けることで、教育の場を広げてきました。

学校の運営とキャンパス

聖母女学院は、保育園や幼稚園から高等学校に至るまで、幅広い教育プログラムを提供する総合学園として機能しています。主に京都・藤森キャンパスと大阪・香里キャンパスの2つのキャンパスが存在し、それぞれに特色ある学校が設けられています。これらの施設は、学問だけでなく、人格形成や道徳教育にも力を入れています。

沿革の概要

この学校法人の沿革は、1921年に始まりました。フランスから来日した、メール・マリー・クロチルド・リュチニエを含む7人の修道女が設立に関わりました。1923年には、大阪市で聖母女学院が開校しました。これに続いて、1925年には高等女学校が設立され、その後も教育機関の設立が続きました。特に1947年と1948年の学制改革を経て、中学校及び高等学校が開校され、さらには京都市伏見区にも新たな学校が設置されました。

近年の変革

最近の変化としては、2017年に大阪の香里ヌヴェール学院中学校と高等学校が男女共学化され、そして香里ヌヴェール学院小学校へ名称変更されました。以前は聖母女学院短期大学も運営していましたが、2018年に閉校し、現在は幼稚園やインターナショナルプリスクール、保育園などの新しい教育プログラムに注力しています。

2024年に予定されているテンプル大学ジャパンキャンパスとの提携も、教育機関としての進化を示すものです。

文化財の登録

聖母女学院の藤森キャンパスおよび香里キャンパスには、国登録有形文化財として認定された重要な建物があります。藤森キャンパスの本館は、1908年に建設された司令部庁舎を再利用しており、香里キャンパスの建物は1932年にアントニン・レーモンドによって設計されました。

最後に

学校法人聖母女学院は、長い歴史を持ちながら現代に合わせた形で教育を提供し続けています。「人を育てる」という理念をもとに、さまざまな教育プログラムを提供し、地域に根ざした存在として大きな役割を果たしています。

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