学術研究懇談会

学術研究懇談会（RU11）

学術研究懇談会は、日本を代表する11の研究大学からなるコンソーシアムであり、その略称としてRU11が広く用いられています。この会は、大学政策や科学技術政策についての提言を行い、研究及び高度な人材の育成に特に重点を置いて活動しています。

背景

日本の大学は、世界での学術競争が激化する中でお互いに連携し、競争力を高める必要性が増しています。そのために設立されたのが、学術研究懇談会です。このコンソーシアムは、国立大学と私立大学の枠を越えて、共同で研究活動や教育プログラムを推進することを目指しています。

平成21年11月、日本の旧帝国大学と早稲田大学、慶應義塾大学を含む9つの大学がこの会を立ち上げました。具体的には、北海道大学、東北大学、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の9校が最初のメンバーです。そして、平成22年8月には筑波大学と東京工業大学が新たに参加し、現在の11大学体制が整いました。

構成大学

学術研究懇談会に参加している大学は以下の通りです：

• - 北海道大学
• - 東北大学
• - 東京大学
• - 早稲田大学
• - 慶應義塾大学
• - 名古屋大学
• - 京都大学
• - 大阪大学
• - 九州大学
• - 筑波大学
• - 東京工業大学

これらの大学は各々独自の研究と教育の特色を持っており、協力しながら国内外の学術における影響力を高めています。特に、各大学間で情報を共有し、共同研究を推進することは、国際的な研究競争力を向上させるために欠かせない要素となっています。

目的と活動内容

学術研究懇談会の主な目的は、大学の研究力や教育の質を高めることです。そのためには、政策提言を行い、その実行を支援することが求められます。具体的には、科技政策に関する意見を集めて発信し、学術界全体の発展を促進するための取り組みが行われています。また、会員大学の共通の課題を解決するために、シンポジウムやワークショップを開催し、研究者間のネットワーク構築を支援しています。

学術研究懇談会は、学術界における多様な声を取り入れ、柔軟な対応をもって科学技術の進展に寄与しています。さらに、国際的な連携を持ちながら、他国の研究機関とも積極的に意見交換を行っていることから、日本の大学のグローバルな影響力の拡大も目指しています。

関連項目

RU11は、ラッセル・グループや国際研究型大学連合、大学研究力強化ネットワークなど、他の重要な研究機関とも連携しています。これにより、各大学が持つ強みを活かしつつ、共通の目標に向け協力することが可能となります。

外部リンク

学術研究懇談会の公式サイトでは、最新の活動情報やイベントの詳細などが紹介されています。

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