孫易磊

孫 易磊（スン・イーレイ）

孫易磊は、2005年2月10日生まれの台湾出身のプロ野球選手で、現在北海道日本ハムファイターズに所属する投手です。彼は右投左打のプレースタイルを持ち、若干でありながらも高い実力を誇る選手として注目されています。

経歴

プロ入り前

孫は、5歳上の兄に影響を受けて野球を始め、この道を進むことになりました。小学校時代にはリトルリーグの国内予選を勝ち上がり、U12ワールドカップの台湾代表に選出されています。中学時代は優れた成績を収め、特にポニーリーグワールドシリーズでは準決勝での勝ち越し本塁打、決勝では先発投手として優勝に寄与しました。

新北市穀保高級家事商業職業学校に進学後、彼はすぐにレギュラーに名を連ねます。入学1年目は一塁手や外野手として活躍しましたが、2年目からは投手としての登板も増え、特に2022年9月のU-18ワールドカップでは外野手登録ながら投手としても起用され、台湾チームの準優勝に貢献しました。

3年目に入ると、彼は投手としての進化を遂げ、台湾プロ野球のドラフトで上位指名されるとの予測が立てられていました。しかし、海外でのプレーを目指して、2023年に大学進学を表明します。その流れで、U-18ワールドカップ代表候補選抜大会で主力投手として名を連ね、最終的には代表選手として本大会に出場、素晴らしい成績を残しました。

日本ハム時代

2023年9月29日、北海道日本ハムファイターズとの育成選手契約に合意し、来季の活動を開始します。契約は4年で、年俸は600万円、契約金が7500万円（いずれも推定）となっており、背番号は196が指定されました。

2024年の春季キャンプでは沖縄での調整を行い、イースタン・リーグでの対オイシックス戦に先発として登板。実戦初出場の際には1回を無安打無失点に抑える好投を見せつけ、この時の球速は最速152km/hに達しました。

選手としての特徴

孫は独特の投球フォームが特徴で、その際左足がくの字に曲がるステップを踏みます。最速157km/hの直球をはじめ、チェンジアップ、フォーク、スライダーなど多彩な球種を操る力量を持っています。アマチュア時代には一塁手と外野手両方でプレーし、二刀流としての可能性も秘めていました。日本ハムの稲葉篤紀GMが彼の投手一本の育成方針を明言する一方で、新庄剛志監督は彼の二刀流に期待を寄せ、将来の大谷選手を超える存在になるかもしれないと話しています。

人物

孫易磊は、台湾原住民族であるアミ族の血を引いています。また、彼の兄、孫易伸もプロ野球選手として活動しており、CPBLの台鋼ホークスで外野手としてプレーしています。

詳細情報

• - 背番号: 196（2024年 - ）
• - 代表歴:

- 第30回U-18ワールドカップチャイニーズタイペイ代表
- 第31回U-18ワールドカップチャイニーズタイペイ代表

孫易磊は今後の成長が非常に楽しみな選手で、将来のプロ野球界での活躍に大いに期待が寄せられています。

もう一度検索