宇崎竜童 & RUコネクション with 井上堯之

宇崎竜童 & RUコネクションの魅力

宇崎竜童とRUコネクション、略してRUCは、1970年代に誕生したロックバンドで、宇崎竜童の3つ目のロックグループです。このバンドは、名ギタリストである井上堯之をフィーチャーし、大人向けのロックを追求するために結成されました。メンバーは、そうる透、琢磨仁、関谷聡など、各パートともに実力派揃いで、マスコミでは「凄すぎるメンバーが集結したバンド」と評されています。

結成のきっかけ

RUCの始まりを紐解くと、1970年代のあるテレビ番組の収録に行きつきます。この際、宇崎竜童が井上堯之が演奏するバンドで沢田研二の楽曲を歌うという企画がありました。これが彼らの運命的な出会いとなり、後にRUC結成の足がかりになります。1992年には、日本アカデミー賞の15周年記念式典で宇崎と井上が隣同士に座る運命的な出会いを果たし、即座に意気投合。二人は「どちらかが死ぬまで続けよう」と強い決意を固めました。

当初、ユニット名は「Walks with Thunder」として井上大輔も参加する形でスタートしましたが、権利関係の問題で活動は思うように進みませんでした。結局、TBS『News23』のエンディングテーマ「soul searching」を1曲録音したのみで、未CD化に終わることとなります。これ以降、RUCは新たに本格的な活動を展開していきます。

メンバーとその後の活動

RUCのメンバー構成は非常に多彩です。宇崎竜童がボーカルとサイドギターを担い、井上堯之がリードギター・ボーカルとして参加。琢磨仁はベースを、そうる透はドラムスを担当し、関谷聡はキーボード・ピアニカを演奏します。また、長谷川雅大も後にサイドギターで加入しました。

RUCの特徴的なスタンスとして、バンドとしての活動と並行してメンバー各自のソロ活動も奨励されていました。このため、井上堯之は新メンバーによるバンドや、琢磨仁は夫人とのユニット「ハーフ・ムーン」など diverseな活動を行いました。しかし、そうる透は他のアーティストのプロデュース活動などで、たびたびライブを欠席していました。

活動の軌跡

RUCはこれまで、ドラマや映画の楽曲制作に参加し、全国的なツアーや東京23区でのライブを展開するなど、とても活発な活動を続けてきましたが、1998年の赤坂BLITZでのライブを最後に一時休止に入ります。その後、そうる透の記念ライブでは、一日限りの再結成も果たしました。このように、時には静かな時期を持ちながらも、RUCは常にファンの記憶に残る存在であり続けました。

代表的な楽曲とディスコグラフィー

RUCが発表したシングルとしては、1994年の「相聞歌」、1995年の「Like a dog」、1996年の「GOD BLESS TOKYO」などが代表的です。これまでにオリジナルアルバムとして『Newland』、『ある目撃』、『起承転々』、『SAY NO』をリリースし、特に『Newland』はデビューアルバムとして高い評価を得ました。

RUCの音楽は、重厚かつ心に響くメロディーとサウンドが特徴で、聴く人に深い感動を与える力があります。これからも、彼らの音楽が新たな感動を生むことを期待せずにはいられません。

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