宇徳

株式会社宇徳：港湾運輸を支える老舗企業

株式会社宇徳は、神奈川県横浜市中区に本社を構える、港湾運輸事業を主力とする企業です。1890年の創業以来、日本の物流を支え続けてきました。

宇徳の歴史

その歴史は、1890年（明治23年）に宇都宮徳蔵が「宇都宮徳蔵回漕店」を創業したことから始まります。その後、事業は拡大し、1915年（大正4年）には株式会社へと組織変更されました。

戦後の1949年（昭和24年）には、宇徳運輸株式会社に社名を変更。1980年（昭和55年）には東京証券取引所1部に上場を果たし、名実ともに日本の港湾運輸業界を代表する企業となりました。

しかし、2006年（平成18年）に株式会社商船三井の連結子会社となり、2007年（平成19年）には再び株式会社宇徳へと社名を変更しました。2011年（平成23年）には、同じく商船三井グループに属する国際コンテナターミナル株式会社を吸収合併し、事業の強化を図りました。

商船三井の完全子会社へ

2021年（令和3年）12月1日、商船三井は宇徳の完全子会社化を目的とした株式公開買い付け（TOB）を実施しました。そして、2022年（令和4年）1月19日には、TOBが成立したことが発表され、同月25日付で商船三井による出資比率が95.05%に引き上げられました。

その結果、宇徳は2022年2月28日に上場廃止となり、3月2日には商船三井によるスクイーズアウト（強制買い取り）が実施され、同社の完全子会社となりました。

現在の宇徳

現在は商船三井グループの一員として、そのネットワークと資源を活用しながら、港湾における様々なサービスを提供しています。長年の経験と実績に基づいた高い技術力とノウハウで、日本の物流を支え続けています。

まとめ

株式会社宇徳は、130年以上の歴史を持つ港湾運輸事業の老舗企業です。商船三井の完全子会社となった現在も、その経験と技術を活かし、日本の物流を支える重要な役割を担っています。

外部リンク

* 株式会社宇徳

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