宇賀地強

宇賀地強のプロフィール

宇賀地強（うがち つよし）は1987年4月27日、栃木県宇都宮市に生まれた、日本の元陸上競技選手であり、現在はコニカミノルタ陸上競技部のコーチを務めています。長距離種目を専門とし、特に10000mでの成績が光ります。彼は作新学院高等学校を経て、駒澤大学法学部法律学科を卒業し、その後コニカミノルタに入社しました。

経歴

宇賀地は中学時代に陸上を始め、ジュニア・オリンピックの男子3000mで優勝するなど、早くから才能を見せました。作新学院高校では全国高校駅伝に出場し、1区で日本人3位の成績を残します。また、全国都道府県対抗男子駅伝では区間賞を獲得するなど、すでに目を引く存在でした。大学進学後もその勢いは衰えることなく、駒澤大学では激しい競争を経て10000mで28分台を記録します。

大学生活では、箱根駅伝や全日本大学駅伝での経験を積む中で、徐々に主力選手としての地位を確立しました。特に、2007年の日本インカレでは2位入賞を果たし、2007年ユニバーシアードの日本代表に選出されるまでに成長を遂げます。2009年には駅伝の主将を務め、全ての三大駅伝に出場しました。

2010年、コニカミノルタに入社した後はさらなる飛躍を遂げ、2011年にはハーフマラソンで日本歴代3位となる成績を収めます。また、同年には10000mでも日本歴代4位を更新しました。2013年の世界陸上では日本代表として出場し、10000mで15位という結果を残しました。

フルマラソンへの挑戦

2014年からはフルマラソンへの挑戦が始まり、着実に実績を積み上げていきました。2019年4月、彼は現役を引退し、コニカミノルタではプレーイングコーチとして復帰しました。2020年のニューイヤー駅伝では、コーチとしてチームを引っ張りつつ、選手としても最後のレースに臨みました。試合では8位でゴールし、チームの9年連続入賞を達成しました。

競技成績と記録

宇賀地の主な記録は、10000mでの27分40秒69（日本歴代4位）、ハーフマラソンでの1時間00分58秒（日本歴代3位）などがあり、数々の大会で優れた成績を残しています。特にその先行するレーススタイルは、多くのファンに支持されていました。

引退後の活動

引退後は新谷仁美選手のペースメーカーとしてヒューストンハーフマラソンに参加し、新谷の日本新記録達成に貢献するなど、コーチとしての役割も果たしています。宇賀地強は陸上競技に多大な影響を与え続けており、今後の指導者としての成長にも期待が寄せられています。

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