宇都宮市立図書館

宇都宮市立図書館

栃木県宇都宮市に位置する宇都宮市立図書館は、公共図書館として地域に貢献しています。この図書館は、中央図書館をはじめ、東、河内、上河内、南の5つの図書館を運営しており、さらに生涯学習センターや公民館にも図書室を設置しているのが特徴です。各図書室では、小説や実用書、児童書など、多岐にわたる書籍が利用可能です。また、各図書館所蔵の図書の予約受付や受取、返却も行っています。

歴史

宇都宮市立図書館の歴史は1971年に始まり、移動図書館の運行が開始されました。10年後の1981年には、中央図書館が開館し、以降、生涯学習センターに図書室が増設されるなど、図書館が充実していきました。1992年には東図書館が開館し、2005年には移動図書館が廃止されました。2007年には町の合併に伴い、河内町と上河内町にある図書館も管理下に置かれました。2011年には名称が宇都宮市立図書館から宇都宮市立中央図書館に改称され、同年、南図書館も開館しました。

各館の特徴

中央図書館

中央図書館は宇都宮市明保野町に所在し、再開発された「明保野公園」の中にあります。施設内は広々としており、市民がくつろげる空間が整えられています。

東図書館

東図書館は中今泉に位置し、宇都宮市東市民活動センターや生涯学習センターと併設されています。さまざまな活動が行われており、地域の文化活動にも寄与しています。

河内図書館

河内図書館は管理者制度を導入しており、地域企業が運営しています。住民の貸出冊数も高く、近隣の図書館との交流も盛んです。

上河内図書館

この館は中里町に所在し、地域の資料が集められています。利用者に愛されるような取り組みが進められています。

南図書館

南図書館では、地域住民のニーズに応えるための多彩なサービスが提供されており、カフェやキッズルームも備えられています。また、500台収容可能な駐車場が完備され、近隣の雀宮駅からのアクセスも良好です。

図書館ブランチ

バンバ出張所内にある図書館ブランチは2007年に開設され、各図書館から予約した本を受け取ることや、返却が可能な窓口です。図書の貸出は行われていませんが、市民に便利なサービスを提供しています。

主な取り組み

宇都宮市立図書館では、さまざまな地域連携企画を実施しています。例えば、栃木SCのホームタウンとして、北関東の図書館との合同企画を通じて地域文化を発信しています。また、コロナウイルスの影響で、図書館は一時休館となる中、職員が選んだおすすめの本をセットにした企画「きぶなぶっく!」を提供し、館内滞在を促進しています。

特にコロナ禍においては、朗読動画の配信なども行い、地域への情報発信を続けています。これを通じて、市民の読書環境を富むことで、地域に根ざした文化の活性化を図る努力がなされています。全体として、宇都宮市立図書館は常に市民の声に耳を傾け、より良い図書館の運営を目指しています。

参考文献

• - 宇都宮市立中央図書館 編『平成30年度 図書館概要』
• - 宇都宮市立図書館図書館概要 編『令和2年度図書館概要』

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