雀宮駅

雀宮駅について

雀宮駅（すずめのみやえき）は、栃木県宇都宮市雀の宮一丁目に設置されている、東日本旅客鉄道（JR東日本）の東北本線の駅です。この駅は「宇都宮線」としても親しまれ、上野駅を起点とする路線や新宿駅経由で横須賀線に直通する湘南新宿ライン、さらに東海道線へのアクセスができる上野東京ラインが運行されています。雀宮駅から宇都宮駅までは7.7 kmの距離があり、これは東北本線の中で4番目に長い区間となっています。

歴史

雀宮駅は1895年7月6日に日本鉄道の駅として開業しました。その後、1906年には国有化が進み、1909年には東北本線に組み込まれました。1971年には荷物の取り扱いが廃止され、1980年には貨物業務も終了しました。1987年には国鉄の分割民営化が行われ、現在の東日本旅客鉄道に移行。2001年にはICカードSuicaの導入など、時代に合わせた便利さが増してきました。特に2011年の駅舎の橋上化は大きな変化の一つで、現代的な設計が施されています。

駅構造

雀宮駅は地上駅であり、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計3本のホームを備えています。ホームの有効長は15両分で、主に10両及び15両編成の列車が発着しています。また、KIOSKは2017年に閉店し、現在は自動改札機や券売機が設置されています。駅員不在の時間帯には、改札窓口にインターホンが備えられており、必要に応じたサポートが受けられるようになっています。

のりばと発車メロディー

発車メロディーとして、1番線では「see you again」、2・3番線では「シンコペーション」が流れています。かつては別のメロディーが使用されていたこともあり、駅の歴史の一部を感じることができます。また、古い鉄柱や保線用の設備も残っており、地域の歴史に思いを馳せることができます。

利用状況

2023年度の1日あたりの平均乗車人員は4,514人に達しています。これは地域の交通手段として雀宮駅が果たしている役割を示しています。過去20年間の乗車人員の推移もあり、その重要性が伺えます。

駅周辺

雀宮駅の周辺には、多くの施設や公共機関があります。特に西口側には郵便局、神社、学校、警察署などがあり、地元住民にとって欠かせないスポットとなっています。また、栃木県総合運動公園やカンセキスタジアムとちぎも近く、スポーツイベントの際には多くの人が訪れる場所です。

バス路線も充実しており、西口では関東自動車の路線バスが数種類発着しており、地域の交通の要所となっています。東口にもバス停が設けられましたが、現在は定期運行の路線はなく、特定のイベント時にシャトルバスが利用されることがあります。

隣接する駅

雀宮駅は、石橋駅と宇都宮駅の中間に位置し、宇都宮線が走る重要な地点でもあります。特に、周辺地域へのアクセスが便利であり、地元や観光客にとっても利用価値が高い駅です。

このように、雀宮駅はただの乗降駅以上の役割を果たしており、地域の文化や歴史を体感できる場所でもあります。

もう一度検索