守田比呂也

概要

守田比呂也（もりた ひろや、1924年12月21日 - 2016年6月16日）は、日本の俳優であり、多くのテレビドラマや映画に出演してきました。本名は森田寛弥で、大阪市で生まれました。最後に所属していた事務所は夏木プロダクションであり、彼の妻は元女優の新井麗子です。血液型はA型でした。

来歴

守田は大阪府立生野中学校を卒業した後、神戸高等商業学校（現・兵庫県立大学）に入学。しかし、在学中に学徒動員により大日本帝国海軍に少尉として従事しました。戦後は映画業界の雑誌で記者としての経験を積み、1957年にサスペンス映画『三十六人の乗客』で俳優デビューを果たしました。それ以前には、大映京都の企画部の入社試験を受けたこともあったようです。

デビュー作に続き、『事件記者』に出演し、亀田記者役で注目を集めました。その後は、さまざまなドラマや映画で脇役として豊富な経験を積み重ねていきました。彼は91歳という長い人生を全うし、2016年にこの世を去りました。

主な出演作品

テレビドラマ

• - 『事件記者』(1958年、NHK) - 亀田記者
• - 『マグマ大使』第5話・第8話 (1966年、CX) - 旅客機機長
• - 『怪奇大作戦』第4話 (1968年、TBS) - 保険外交員・水野
• - 『特別機動捜査隊』(1968年、NET) - 脇役
• - 『プレイガール』シリーズ (1969年-1975年、12ch / 東映) - 数話に出演
• - 『仮面ライダー』シリーズ (1971年-1974年) - 複数の役
• - 『ウルトラマン』シリーズ (1972年-1974年) - 様々な役で出演
• - 『科学捜査官』(1973年-1974年、関西テレビ) - 鑑識課員
• - 『水戸黄門』全シリーズ (数回出演)
• - 『水曜グランドロマン』 (1990年、NTV / 東宝) - 主演
• - 『3年B組金八先生』第5・6シリーズ (1999年-2002年) - 沢野洋造

ここに挙げた作品は、彼の幅広いキャリアを支える代表的なテレビドラマです。

映画

• - 『駅前旅館』(1958年) - 小料理屋の客
• - 『南の島に雪が降る』(1961年、東宝)
• - 『犬神家の一族』(1976年) - 主治医
• - 『刑事物語3 潮騒の詩』(1984年)
• - 『手紙』(2002年)

彼は映画の中でも重要な脇役を演じ、存在感を示す役者として評価されました。

CMやWEB

守田はさまざまなCMにも出演しており、特に「auの家族割」など多くの家庭に親しまれる存在として知られました。また、探偵事務所5などのウェブメディアにも登場しました。

最後に

守田比呂也は、日本の演技界において重要な役割を果たした俳優であり、そのキャリアと存在感は多くの作品を通じて私たちの記憶に残っています。彼の人生は、俳優としての情熱と芸術への貢献の象徴であり、興味深いエピソードとともに、今後も色々な形で語り継がれていくことでしょう。

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