安川電機ラグビー部

安川電機ラグビー部

チーム概要

安川電機ラグビー部は、福岡県北九州市に活動拠点を置くラグビーユニオンのチームです。産業用ロボットやモーションコントロール機器などを製造する大手電機メーカー、安川電機株式会社の一部門として運営されています。九州地方のラグビーリーグであるトップキュウシュウに加盟し、地域に根ざした活動を展開しながら、リーグでの上位進出を目指しています。

チームの歴史と戦績

長年にわたり、安川電機ラグビー部はトップキュウシュウリーグで活動を続けてきました。特に、リーグがトップキュウシュウAとBに分かれていた時期は、主にトップキュウシュウBリーグで戦績を重ねています。

2000年代に入ってからは、トップキュウシュウBリーグで安定した成績を残し、たびたび優勝争いに加わる強豪としての地位を確立しました。特に記憶に残るのは、2007年度にトップキュウシュウBリーグで初めての優勝を果たし、トップキュウシュウAへの昇格を決めたことです。しかし、翌2008年度はAリーグで苦戦し、残念ながらBリーグへ降格となりました。

その後もBリーグで粘り強く戦い続け、2017年度から2019年度にかけては、実に3季連続でBリーグを制覇するという快挙を成し遂げました。この間、Aリーグへの昇格をかけた入替戦に挑みましたが、惜しくも勝利には手が届かず、悔しいBリーグ残留が続きました。2020年度以降は新型コロナウイルス感染症の影響により、リーグ戦が中止となる不遇の時期も経験しました。

しかし、チームは着実に力をつけ、2022年度に再びトップキュウシュウBリーグで優勝。このシーズンは入替戦で勝利を収め、ついに念願であったトップキュウシュウAリーグへの昇格を果たしました。長年の努力が実を結んだ瞬間でした。

Aリーグ昇格後もその勢いは衰えず、2023年度のトップキュウシュウAリーグでは3位という好成績を収めました。さらに、リーグの形式が変更された2024年度シーズンにおいても、リーグ戦のカンファレンスBで1位となり、順位決定戦を経て最終的に3位という結果を残し、九州における強豪チームとしての地位を確固たるものとしています。

チームに貢献した選手

チームの歴史において、日本代表キャップを持つ西浦達吉氏がかつて安川電機ラグビー部に在籍し、そのプレーでチームを牽引したことも特筆されます。彼の存在は、チームのレベル向上に大きく貢献しました。

チームを支える人々

安川電機ラグビー部は、母体である安川電機のサポートはもちろんのこと、チーム後援会をはじめとする多くのファンや関係者に支えられています。後援会が運営するブログや、チームの公式Instagramアカウントなどを通じて、日々の活動や試合情報が発信され、ファンとの交流を深めています。

関連事項

安川電機: チームの母体企業。
トップキュウシュウ: チームが所属するラグビーリーグ。

安川電機ラグビー部は、これからも北九州の地からトップキュウシュウの舞台で熱い戦いを繰り広げ、より高みを目指していくことでしょう。

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