安廣一哉

安廣 一哉について

安廣 一哉（やすひろ かずや）は、日本の男性空手家であり、キックボクサーです。1976年8月22日生まれ、北海道旭川市出身です。正道会館に所属し、同団体の東大和支部で支部長を務めています。また、聖徳学園中学校・高等学校では保健体育の非常勤講師として教鞭をとっています。特に胴回し回転蹴りを得意とし、その技術は多くのファンを魅了しています。

来歴

彼の武道のキャリアは、北海道旭川工業高等学校でのバドミントン部活動から始まりました。在学中には全国大会にも出場しています。高校卒業後、東京に移り住み、日本体育大学体育学部に入学。武道の道を進むことを決意しました。1999年には、正道会館が主催する第1回ウエイト制オープントーナメント全日本空手道選手権大会（軽量級）に出場。決勝で村尾健司選手を下し、見事に優勝を果たしました。

翌年の2000年にも同大会の第2回ウエイト制オープントーナメントに出場し、決勝で宮野孝裕選手を再び倒すことで2連覇を達成。さらに2001年5月には、第12回全日本新空手道選手権大会（中量級=75kg以下）でも優勝を勝ち取り、着実に実績を積み重ねていきました。

K-1への挑戦

2002年からはK-1に参加し始めます。初戦はK-1 WORLD MAX 2002〜日本代表決定トーナメント〜で、後藤龍治選手に対戦しましたが、残念ながら2RKO負けを喫しました。その後もトーナメントに出場し、2003年には小比類巻貴之選手に勝利するものの、準決勝では武田幸三選手に敗れてしまいました。

2004年、彼は山本“KID”徳郁選手とのミックスルールの試合で互角の戦いを繰り広げましたが、腕ひしぎ十字固めで一本を取られ敗北しました。K-1の舞台では、数多くの強豪選手と対戦し、その都度成長を遂げていきました。

2005年には、再び小比類巻選手と対戦し接戦を繰り広げましたが、僅差での判定負けとなり、観客からはブーイングが上がるものの、公正な戦いを見せました。
その間、数回の敗北と勝利を経験しながらも、継続的にK-1ワールドマックスの舞台でも活躍を続けた彼は、2006年にはHERO'Sへの初参戦を果たし、ところが結果は一本負けでした。このように、彼のキャリアには多くの浮き沈みが存在しました。

教育者としての活動

戦闘技術だけでなく、教育者としても活動している安廣選手は、2009年度から聖徳学園中学校・高等学校にて保健体育の講師として教えています。競技を通じて学んだ知識や経験を若い世代に伝えることに情熱を注いでいます。彼の指導を受ける学生たちは、武道だけではなく、スポーツ全般においても多くのことを学んでいます。

趣味・特徴

また、彼はバイクや音楽などの趣味も持っており、生活全般を楽しむ姿勢も大切にしています。このような多面的な人間性が、彼の魅力でもあるのです。今後の彼の動向にも大いに注目が集まっています。

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