安東みきえ

安東みきえ

安東みきえ（あんどう みきえ、1953年 - ）は、日本の児童文学作家、絵本作家として知られています。彼女は、山梨県甲府市で生まれ、その豊かな感性で数々の児童文学作品を世に送り出してきました。

受賞歴

安東みきえは、その才能が高く評価され、数多くの賞を受賞しています。

1992年: 「地球のゆめ」で第12回カネボウ・ミセス童話大賞アイディア賞を受賞。
1994年: 毎日新聞社主催の《小さな童話》大賞で大賞と選者賞今江祥智賞を受賞（大賞受賞作は「ふゆのひだまり」、選者賞受賞作は「いただきます」）。
2000年: 「天のシーソー」で第11回椋鳩十児童文学賞を受賞。
2018年: 「満月の娘たち」で第56回野間児童文芸賞を受賞。
2022年: 「夜叉神川」で第62回日本児童文学者協会賞を受賞。

主な著作

彼女の作品は、子供たちの心に優しく語りかけるような作風で、幅広い世代に親しまれています。

どこまでいってもはんぶんこ（1996年8月 ひかりのくに）絵：塩田守男
天のシーソー（2000年4月 理論社）絵：沢田としき
文庫版も出版されており、加筆・修正、書き下ろし短編が追加されています。
おじいちゃんのゴーストフレンド（2003年7月 佼成出版社）絵：杉田比呂美
頭のうちどころが悪かった熊の話（2007年4月 理論社）絵：下和田サチヨ
後に新潮文庫からも文庫版が出版されています。
夕暮れのマグノリア（2007年5月 講談社）
まるまれアルマジロ! 卵からはじまる5つの話（2009年3月 理論社）絵：下和田サチヨ
呼んでみただけ（2010年9月 新潮社）
星につたえて（2017年12月 アリス館）絵：吉田尚令
「呼んでみただけ」を改題、抜粋、改稿した作品です。
ワンス・アホな・タイム（2011年11月 理論社）
ヒワとゾウガメ（2014年5月 佼成出版社）絵：ミロコマチコ
ゆめみの駅遺失物係（2014年12月 ポプラ社）
後にポプラ文庫ピュアフルからも文庫版が出版されています。
迷いクジラの子守歌（2016年3月 PHP研究所）
満月の娘たち（2017年12月 講談社）

アンソロジー

安東みきえは、アンソロジーにも作品を寄稿しています。

《小さな童話》大賞入賞作品集 第11回：「ふゆのひだまり」「いただきます」
読書の時間によむ本 小学5年生：「マチンバ」
冬ものがたり：「小さい草からのながめ」
3時のおやつ：「バタークリームケーキ」
5分間だけの彼氏：「幸福のバランス」
グリム童話 ポプラ世界名作童話15：「赤ずきん」などグリム童話の再話
きのうまでにさよなら：「ひとしずくの海」

雑誌掲載

飛ぶ教室（光村図書出版）に多数の作品、エッセイを掲載。
ネバーランド（てらいんく）にも作品が掲載。

学習教材

彼女の作品は、教科書にも掲載され、子供たちの学習の一環としても親しまれています。

そこまで とべたら（中学国語1　光村図書出版）
マチンバ（全国学校図書館協議会）
星の花が降るころに（中学国語１ 光村図書出版 書き下ろし）

安東みきえは、児童文学の世界において、その独特な世界観と温かいメッセージで、多くの読者に感動を与え続けています。今後の活躍も期待される作家の一人です。

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