安濃町

安濃町（あのうちょう）

安濃町は、かつて三重県安芸郡に存在した町です。2006年1月1日に津市、久居市、河芸町、芸濃町、美里村、香良洲町、一志町、白山町、美杉村と合併し、新しい津市の一部となり、その歴史を閉じました。合併前は、麻織物である津綟子（つもじ）の生産地として知られていました。

歴史

安濃町の歴史は、町村合併を経て形成されていきました。

1955年（昭和30年）1月15日 - 草生村、村主村、安濃村（第一次）、明合村が合併し、協和村が誕生。
1955年（昭和30年）2月11日 - 協和村が名称を変更し、安濃村（第二次）となりました。
1956年（昭和31年）9月30日 - 所属していた郡が安濃郡から安芸郡へと変更。
1977年（昭和52年）1月15日 - 安濃村が町制を施行し、安濃町となりました。
2006年（平成18年）1月1日 - 津市など周辺10市町村との合併により津市が発足し、安濃町は廃止されました。

行政

安濃町の行政機能は、合併後、津市安濃庁舎として引き継がれています。旧安濃町役場は2005年（平成17年）に竣工しましたが、近隣の芸濃町役場も2004年（平成16年）に建設されたばかりであったため、合併前の「駆け込み事業」として批判の声も上がりました。

歴代町長には海野武司氏がいました。

経済

産業

安濃町には、以下の企業が本社を置いていました。

株式会社ぜにや
合同会社WINKIDS
株式会社後久鉄工

教育

町内には、地域の子どもたちの教育を担う教育機関がありました。

中学校
安濃町立東観中学校
小学校
安濃町立草生小学校
安濃町立村主小学校
安濃町立安濃小学校
安濃町立明合小学校

交通

鉄道

安濃町内には鉄道路線が通っていません。鉄道を利用する場合は、津駅などが最寄りとなります。

道路

高速道路
伊勢自動車道：安濃SA

名所・旧跡・観光スポット

安濃町には、自然や歴史に触れられるスポットが点在していました。

経ヶ峰
長谷山
明合古墳
大名塚古墳
毘沙門天立像

祭事・催事

地域住民によって大切にされてきた祭事や催し物がありました。

草生天神祭
盆おどり花火大会
経ヶ峰ハイキング大会

脚注

関連項目

三重県の廃止市町村一覧

外部リンク

* 安濃町（2005/11/30アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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