安田夏菜

安田夏菜

安田夏菜（やすだ かな）は、兵庫県西宮市出身の日本の児童文学作家です。親和中学校・親和女子高等学校を経て、大阪教育大学教育学部を卒業されました。作家として児童文学の世界で活躍されています。

略歴

安田夏菜さんは、幼い頃から物語に親しみ、その才能を開花させました。創作落語で入選したことをきっかけに、文筆活動を本格的にスタート。「お母ちゃんの味」で第10回学研 読み特賞を受賞するなど、数々の賞を受賞されています。日本児童文学者協会会員であり、「季節風」同人としても活動されています。しし座のAB型です。

作品の特徴

安田夏菜さんの作品は、子供たちの日常や心情を丁寧に描き出す点が特徴です。ユーモラスな視点や温かい眼差しを通して、読者に共感と感動を与えます。また、社会的なテーマを扱いながらも、子供たちが前向きに生きる力を与える作品も多く手がけています。

主な作品

『とべ!わたしのチョウ』 (文研出版 2007年) 絵：藤本四郎
『あしたも、さんかく 毎日が落語日和』 (講談社 2014年) 絵：宮尾和孝
『あの日とおなじ空』 (文研出版 2014年) 絵：藤本四郎
『ケロニャンヌ』 (講談社 2015年) 絵：しんやゆうこ
『レイさんといた夏』 (講談社 2016年) 装画・挿絵：佐藤真紀子
『くじらじゃくし』 (講談社 2017年) 絵：中西らつ子
『なんでやねーん! おしごとのおはなし　お笑い芸人』 (講談社 2017年) 絵：魚戸おさむ
『むこう岸』 (講談社 2018年)
『おはなしSDGs 貧困 みんなはアイスをなめている』 (講談社2020年) 絵：黒須高嶺
『セカイを科学せよ！』 (講談社 2021年)
『アナタノキモチ』 (文研出版 2023年)
『6days　遭難者たち』 (講談社 2024年)

受賞歴

「ビーチウインド～潮の香り」 1999年 第49回 毎日児童小説コンクール 最優秀賞
「みかん」 2003年 第2回 長編児童文学新人賞 佳作
『あしたも、さんかく』 2013年 第54回 講談社児童文学新人賞 佳作
『むこう岸』 2019年 第59回 日本児童文学者協会賞、第12回貧困ジャーナリズム大賞 特別賞、国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」 選定。2024年にはNHKでドラマ化。
『セカイを科学せよ！』 第68回青少年読書感想文全国コンクール 中学生の部 課題図書、厚生労働省社会保障審議会推薦 児童福祉文化財

アンソロジー

『YA!アンソロジー 秘密』 (講談社 2015年) 「ホーリーアイ」
『YA!アンソロジー 14歳』 (講談社 2016年) 「つくし薬局のカレーパン」

雑誌

日本児童文学（小峰書店）
2009年3・4月号 「ぼくんちの犬」
2019年1・2月号 「寺子屋の保健室」
2020年1・2月号 「フニャダラ　フニャダラ」

外部リンク

安田夏菜 (@kanakana623) - X（旧Twitter）

安田夏菜さんの作品は、子供たちの成長と心の豊かさを育む、かけがえのない物語として、これからも多くの読者に愛され続けるでしょう。

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