小峰書店

株式会社小峰書店について

株式会社小峰書店は、1947年に創業され、東京都新宿区に本社を構える日本の出版社です。主に絵本や童話といった児童書を手掛けることに特化しており、また海外の児童書の翻訳出版や学習関連書籍の出版も行っています。このように、多様なジャンルの書籍を扱うことで、子どもたちの文化や教育に貢献している出版社です。

沿革

会社の歴史は1947年に遡ります。創業者である小峰廣惠氏が東京都文京区西片町に株式会社小峰書店を設立しました。翌年、1948年には新宿区舟町に本社を移転し、その後も成長を続けていきます。

1960年には、同社が出版した『目で見る学習百科事典』が第7回産経児童出版文化賞を受賞し、この受賞は同社の名声を高めました。1980年には、絵本『ひろしまのピカ』の出版に成功し、1987年には『バッケの原の物語』がうつのみやこども賞を受賞するなど、次々に話題作を世に送り出しました。1990年代に入ると、さらに多くの賞を獲得し、多くの新人賞受賞作品の出版も手掛けています。

2000年代に入ると、同社は翻訳絵本においても受賞歴を持つようになり、2006年には『ふつうに学校にいくふつうの日』が日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞しました。このように、同社は常に時代のニーズに応え、新たな才能を発掘し、幅広いジャンルの書籍を展開してきました。

主な出版物

小峰書店の出版物には、以下のような作品が含まれます。

• - 『ひろしまのピカ』 (文・絵：丸木俊、協力：丸木位里)
• - 『バッケの原の物語』 (著：吉田とし、画：牧野鈴子)
• - 『まどさんとさかたさんのことばあそび』 (作：まど・みちお、阪田寛夫、絵：かみやしん)
• - 『空ゆく舟』 (作：沖井千代子、絵：石倉欣二)
• - 『リューンノールの庭』 (作：松本祐子、絵：佐竹美保)
• - 『ミックスジュース』 (作：唯野由美子、絵：長新太)
• - 『まぼろしの忍者』 (作：広瀬寿子、画：木内達朗)
• - 『ペーターという名のオオカミ』 (作：那須田淳、画：ミヒャエル・ゾーヴァ)
• - 『ふつうに学校にいくふつうの日』 (文：コリン・マクノートン、絵：きたむらさとし、訳：柴田元幸)
• - 『世界一おいしい火山の本』 (著：林信太郎、絵：川野郁代)

また、学びの重要な基盤を形成するための資料として、百科事典や日本の楽器、恐竜に関するシリーズ書籍を出版しています。特に、恐竜をテーマにしたシリーズは数多くの巻数を誇り、多くの子どもたちに愛されています。

児童文学賞の支援

株式会社小峰書店は、児童文学賞や新人賞の後援も行っており、受賞作の書籍化や出版を通じて、新たな才能を取り上げる活動も推進しています。これにより、児童文学の発展を支える重要な役割を果たしているのです。

このように、株式会社小峰書店は児童書を中心に多様な出版物を展開し、子どもたちの心を養う作品を提供し続けています。

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