安芸戸島駅

安芸戸島駅（あきとしまえき）は、かつて広島県高田郡向原町大字戸島（現在の安芸高田市向原町戸島）に位置していた、鉄道省（現・西日本旅客鉄道（JR西日本））芸備線の簡易停留場（廃駅）でした。

場所は、吉田口駅と向原駅の間にあり、地ヶ原踏切のすぐそばに設けられていました。

歴史

安芸戸島駅は、芸備鉄道が旅客誘致のためガソリンカーの運行を開始したことがきっかけで誕生しました。以下に、その歴史をまとめます。

1929年（昭和4年）：芸備鉄道がガソリンカーの運行を開始。
1930年（昭和5年）4月25日：ガソリンカー専用の駅として戸島停留場（としまていりゅうじょう）が設置。
1937年（昭和12年）：芸備鉄道が国有化され、国鉄芸備線となる。これに伴い、駅名が安芸戸島駅に改称。
1941年（昭和16年）8月10日：太平洋戦争の影響でガソリンカーの運行が廃止。駅も営業休止（事実上の廃止）となる。

このように、安芸戸島駅は、ガソリンカーの運行という時代背景と、戦争という社会情勢に大きく左右された駅でした。

隣の駅

廃止時（営業休止時）の安芸戸島駅の隣の駅は以下の通りです。

鉄道省 / 国鉄

芸備線

吉田口駅
安芸戸島駅
向原駅

関連項目

日本の鉄道駅一覧

安芸戸島駅は短い期間しか存在しませんでしたが、鉄道の歴史を語る上で貴重な存在です。

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