安藤達也

安藤 達也

安藤 達也（あんどう たつや）は、1990年4月26日生まれ、東京都杉並区出身の日本のプロ総合格闘家です。現在フリーとして活動しており、第12代修斗世界バンタム級のタイトルを保持しています。

経歴

安藤の格闘技キャリアは少年時代に始まり、小学時代に空手を経験しました。その後、バスケットボールを経て、総合格闘技への強い憧れを抱くようになり、その基盤を築くためにレスリングへ転向しました。進学後もレスリングを続け、高校、大学とアマチュアレスリングで優れた成績を収めました。

大学卒業後、2013年にはアメリカへ渡り、本格的に総合格闘技（MMA）のトレーニングを開始しました。この海外での経験を経て、翌2014年にプロ格闘家としての道を歩み始めます。プロデビュー後は、日本の老舗プロモーションである修斗や、国際的な選手育成プログラムであるROAD TO UFC JAPANといった舞台で実戦経験を積み重ねていきました。

修斗においては、バンタム級のトップ戦線で頭角を現し、その実力が認められる形でタイトル挑戦の機会を得ます。2020年には修斗環太平洋バンタム級王座決定戦を制し、第9代環太平洋王者となりました。さらにキャリアを積み上げ、2022年には修斗世界バンタム級王座決定戦に勝利し、第12代世界バンタム級チャンピオンの栄冠に輝きました。これは、彼の総合格闘家としての高い実力と努力が結実した瞬間と言えるでしょう。

修斗世界王者となった後も、安藤は国内外の更なる舞台に挑戦し続けます。アジア最大の格闘技団体であるONE Championshipや、再びROAD TO UFCといった国際的なトーナメントにも参戦し、様々なスタイルの強豪選手と拳を交え、経験を積みました。特に2024年5月には、再びROAD TO UFCの舞台に立ちましたが、残念ながら初戦で敗退する結果となりました。

RIZIN参戦

今後の活動として、日本の主要格闘技イベントであるRIZINへの初参戦が決定しています。2025年6月14日に開催が予定されている「RIZIN LANDMARK 11」において、マゲラム・ガサンザデ選手との対戦が組まれており、安藤にとって新たな舞台での挑戦となります。修斗世界王者がRIZINのリングでどのようなパフォーマンスを見せるか、注目が集まっています。

獲得タイトル

第9代修斗環太平洋バンタム級王座（2020年）
第12代修斗世界バンタム級王座（2022年）

戦績

プロ総合格闘技
アマチュア総合格闘技
* キックボクシング

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