安達俊也

安達俊也 - 元プロ野球選手

安達俊也（あだち としや、1965年6月21日生まれ）は、愛知県刈谷市に生まれた元プロ野球選手で、内野手として主に近鉄バファローズで活躍しました。彼は右投左打のスタイルで、俊足を活かしてユーティリティープレーヤーとしての地位を確立しました。

学生時代

彼の野球キャリアは愛工大名電高等学校でスタートしました（当時の校名は名古屋電気高校）。在学中、彼は同校の2学年先輩に工藤公康（元プロ野球選手）、山本幸二、中村稔がいるなど、著名な選手と共に学びました。安達は1学年先輩の高橋雅裕と共に二遊間を組むなど、チームの要として活躍。1983年には県大会決勝で享栄高校を破り、優勝を果たしました。

プロ入りと選手生活

1983年のプロ野球ドラフトで近鉄バファローズから5位指名を受けて入団。1985年7月9日、彼は日本ハムファイターズ戦で一軍デビューを果たしました。1988年には村上隆行が外野に転向したことを受けて、一軍に定着し、主に代打や守備固めとしての役割を担います。特に1989年にはリーグ優勝を果たし、日本シリーズにも出場しました。

1990年にはオールスターゲームに遊撃手部門で選出され、初の球宴出場を果たしましたが、1994年以降はチーム内に吉田剛や水口栄二の台頭があった影響で、出場試合数は減少。1996年には一軍出場がゼロとなり、同シーズンのオフに現役を引退しました。

プレースタイル

安達はその足の速さと、内野のどのポジションでも守れる能力によって評価されていました。特に守備における器用さは、彼の強みと言えました。

引退後のキャリア

現役引退後、安達は近鉄及びオリックス・バファローズのスカウトを務めた後、2012年に退団。その後、2015年から埼玉西武ライオンズのスカウトとして活動し、西勇輝や源田壮亮など有望な選手の発掘に貢献しました。彼の豊富な経験は、若手選手の育成にも大いに役立っています。

主な記録

• - 初出場：1985年7月9日 対日本ハムファイターズ
• - 初先発出場：1988年4月8日 対阪急ブレーブス
• - 初安打：1988年4月9日 対阪急ブレーブス
• - オールスターゲーム出場：1回（1990年）

背番号

• - 58（1984年 - 1989年）
• - 25（1990年 - 1996年）

最後に

安達俊也は、愛知県刈谷市出身のプロ野球選手としてだけでなく、引退後もスカウトとして日本の野球界に貢献しています。彼の軌跡は、若い選手たちが理想とする道の一つです。

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