安部山公園駅

安部山公園駅：北九州の玄関口を支える地域密着型の駅

安部山公園駅は、福岡県北九州市小倉南区湯川新町に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）日豊本線沿線の駅です。駅番号はJF05。小倉南区の北部、国道10号線沿いにあり、周辺は住宅地が広がり、通勤・通学利用者が多いのが特徴です。

開業から現在まで

安部山公園駅は1987年3月9日、日本国有鉄道によって臨時乗降場として開業しました。当時の仮称は「葛原」でした。開業当初は無人駅でしたが、利用客の増加を受け、乗車券販売のためのテント、そしてプレハブの駅舎が順次設置されました。その後、2000年には自動改札機が導入され、利用者の利便性が向上しました。2009年にはICカードSUGOCAの利用も開始されています。

駅業務は開業以来、JR九州サービスサポート（旧JR九州鉄道営業）が委託を受けて行っていましたが、2023年10月1日からはJR九州本体による直営駅へと移行しました。みどりの窓口は2022年3月11日に営業を終了しています。

駅構造とアクセス

安部山公園駅は、相対式ホーム2面2線の構造です。ホームへは跨線橋を経由してアクセスします。駅舎は国道10号線高架道路脇の狭い歩道に面しており、北側（安部山公園方面）と南側（横代方面）へは階段で行き来できます。駅へのアクセスはやや分かりにくい点も指摘されていますが、国道10号線沿いに位置しているため、車でのアクセスは比較的容易です。

利用状況と周辺環境

2022年度の1日平均乗車人員は2,166人です。近年、利用客数は安定的に推移しており、地域住民にとって重要な交通拠点となっています。

駅周辺には、駅名にもなっている安部山公園をはじめ、北九州湯川病院、西鉄バス停「安部山入口」、サンリブシティ小倉、ニトリ小倉南、西日本シティ銀行城野支店湯川出張所、北九州市立湯川中学校、西日本看護専門学校、ザザホラヤ小倉総本店、日本郵政湯川郵便局、ゆめマート小倉東店、資さんうどん湯川店など、生活に必要な施設が充実しています。特に安部山公園は桜の名所として知られ、春には多くの観光客が訪れます。小倉駅まで最速11分とアクセスも良好なため、住宅地として人気が高い地域です。

隣の駅

快速列車は安部山公園駅を通過します。

まとめ

安部山公園駅は、利便性の高い立地と周辺環境の充実から、地域住民にとってなくてはならない存在となっています。今後も、地域社会の活性化に貢献していくことが期待されます。

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