宋勝準

宋 勝準のプロファイル

宋勝準（ソン・スンジュン、ハングル：송승준）は1980年6月29日に韓国の釜山広域市で生まれた元プロ野球選手であり、現在は野球指導者としても活動している。彼は韓国プロ野球のロッテ・ジャイアンツに在籍し、彼のキャリアの中で多くの成果を上げてきた。

経歴と成績

宋は高校を卒業後、アメリカに渡り、ボストン・レッドソックスの傘下にあるマイナーリーグでプレーを開始した。しかし、メジャーリーグに昇格する機会は得られなかった。2007年には特別ドラフトを通じてロッテ・ジャイアンツに加入し、出身地のチームでプレーすることとなった。この年は期待が高かったものの、成績は平凡に終わった。

しかし、2008年には才能を発揮し、先発ローテーションに定着。特に、北京オリンピックにおいて韓国代表として出場し、予選リーグのキューバ戦で勝利を収めるなど、国際舞台でも活躍した。彼はこの大会で金メダルを獲得し、韓国野球界に名を刻むこととなった。

翌2009年も先発として13勝を挙げ、2010年には自身最多の14勝を記録。2011年には再び13勝を挙げ、4年連続で二桁勝利を達成し、球界での地位を確固たるものにした。2012年は防御率こそ優れたものであったが、勝ち星に恵まれず7勝に留まった。

国際大会での活躍

2013年には肘の故障により棄権した李庸燦の代わりに、第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）韓国代表に選出され、オーストラリア戦で先発登板し勝利を収めた。この年は12勝を挙げ、2年ぶりに二桁勝利を達成した。

引退とその後

2015年のシーズンオフにフリーエージェントになり、新たにロッテと4年契約を結んだ。2020年10月には二軍のプレイングコーチを兼任し、団長特別補佐にも就任。2021年は一軍での登板がなかったが、その後自由契約となり引退を決断した。

背番号と代表歴

宋勝準はロッテで背番号91を2007年に、そして2008年から2021年までは背番号21を背負っていた。また、2008年の北京オリンピックや2013年のWBCにて韓国代表として選出され、国際大会でもその実力を証明した。

まとめ

宋勝準は韓国野球界において重要な存在であり、選手としてだけでなく、指導者としても今後の活躍が期待されている。彼のキャリアは、多くの若い選手たちにとっての模範となり、韓国の野球発展に寄与している。

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