宗国旨英

宗国旨英（むねくに よしひで）氏は、1938年9月21日生まれの実業家です。本田技研工業（ホンダ）の元会長であり、日本自動車工業会の元会長としても知られています。

生い立ちとキャリア

広島県庄原市出身の宗国氏は、1961年に法政大学経済学部を卒業後、1966年に本田技研工業に入社しました。その後、アメリカンホンダモーター社長などの要職を歴任し、1984年に取締役に就任。1987年には常務、1989年には代表取締役専務、そして1990年には代表取締役副社長へと昇進しました。1997年6月には代表取締役会長に就任し、退任後は特別顧問を務めました。2002年5月には、ホンダ出身者として初めて日本自動車工業会会長に就任し、同年には日本自動車研究所の理事長にも選ばれています。

業績と人物像

宗国氏の業績として特筆すべきは、北米におけるホンダブランドの確立と、中国市場の開拓を強力に推進したことです。これらの功績が評価され、2004年には「多年にわたる自動車産業発展および日本国経済の国際化への貢献」により、カルロス・ゴーン氏とともに法政大学から名誉博士号を授与されました。また、2007年には知財功労賞（経済産業大臣表彰）を受賞しています。

宗国氏は、全国二輪車安全協会の会長、明治安田生命保険の社外取締役、自動車会議所の顧問などを歴任しました。アメリカンホンダモーター社長としての経験を生かし、現在は国際的な経済人として活躍しています。

その他の活動

宗国氏は、自動車業界の発展だけでなく、安全運転の啓発活動や企業の経営にも携わっており、幅広い分野で活躍しています。彼の国際的な視点と経験は、日本の経済界においても重要な存在となっています。

宗国氏のキャリアは、自動車業界におけるグローバルな展開の重要性を示しており、その功績は多方面から高く評価されています。

もう一度検索