宗胤寺

宗胤寺（そういんじ）

宗胤寺は、千葉県千葉市中央区に所在する曹洞宗の寺院です。

歴史

寺の創建は弘安年間（1278年 - 1288年）に遡ります。この寺は、千葉氏の一族である千葉宗胤によって開基されました。宗胤の父である頼胤は、元寇で負傷し亡くなっており、宗胤は父や一族の戦死者の菩提を弔うためにこの寺を創建したと伝えられています。

宗胤寺は元々、現在の千葉県庁から都川を挟んだ対岸、同じく千葉市中央区中央に位置していました。しかし、1945年（昭和20年）の千葉空襲によって焼失してしまいました。戦後、都市計画に基づき、現在の場所に移転しました。

文化財

宗胤寺には、以下の文化財が所蔵されています。

伝千葉宗胤五輪塔：千葉市指定文化財（昭和42年度指定）

この五輪塔は、宗胤寺の開基である千葉宗胤の供養のために建てられたと伝えられています。千葉市指定の文化財として、その歴史的価値が認められています。

交通アクセス

宗胤寺へのアクセスは以下の通りです。

鉄道：
千葉都市モノレール 作草部駅より徒歩5分

参考文献

千葉市史編纂委員会 編『千葉市史 第3巻』千葉市、1974年


宗胤寺は、千葉氏ゆかりの歴史と文化を今に伝える寺院です。静かな境内で、歴史の重みを感じることができます。また、交通の便も良く、作草部駅から徒歩圏内であるため、気軽に訪れることができます。

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