宜保翔

宜保翔のプロ野球選手としての経歴

宜保翔（ぎぼ しょう）は、2000年11月26日生まれの沖縄県豊見城市出身のプロ野球選手で、内野手としてオリックス・バファローズに所属しています。右投左打の彼は、兄の宜保優も野球選手として活動しており、遺伝的な才能を受け継いでいます。

プロ入り前の軌跡

宜保は沖縄県立豊見城高等学校在学中、実父がバレーボール部の選手であり、母は沖縄県代表として国民体育大会に出場した経歴を持つ家庭に育ちました。彼は小学校2年生から軟式野球を始め、中学校では野球部に所属しつつ生徒会長を務めました。進学したKBC学園未来高等学校では野球専攻として活動し、特に硬式野球部での成績が顕著でした。2年生の秋には4番打者に抜擢され、遊撃手としてもプレイしました。

プロ野球入り

2018年のドラフトでオリックス・バファローズから5位指名を受け、契約金3500万円でプロ入りを果たしました。背番号は53。彼は未来沖縄高校出身では初のプロ野球選手となり、その期待がかかっていました。

オリックスでの成績

2019年にはウエスタン・リーグでの試合に多く出場し、9月6日に一軍デビュー。北海道日本ハムファイターズとの試合でスタメン出場を果たしましたが、初安打はコンディション調整後の9月23日の福岡ソフトバンクホークス戦で記録しました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で出遅れ、右手首の怪我により開幕が難しくなりました。しかし、リハビリを経て9月に一軍に昇格し、プロ初打点を記録したことは大きな成果でした。

2021年にはフレッシュオールスターにも出場し、33試合に一軍出場。2022年には23試合で打率.172、二軍では45試合で打率.265と安定した成績を残しました。

2023年シーズン

2023年、自身最多の62試合に出場し、スタメンとして41試合に起用されるなどの信頼を得ました。特に楽天との試合では、2本の適時打を含む猛打賞を記録し、終盤にはサヨナラ打を放つなど、若手選手としての存在感を見せました。

選手としての特長

宜保翔は、高校時代に147km/hのストレートを計測した投手としても強みを持っており、遠投116mを記録するほど体格に恵まれた選手です。また、足も速く本塁から一塁までの到達タイムでは3秒8を記録しており、運動能力の高さが際立っています。

まとめ

宜保翔は、沖縄県からプロの舞台に立った選手として、今後の成長が非常に楽しみな若手選手です。これからの活躍に期待が寄せられています。

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