宜候 (アルバム)

槇原敬之の23枚目のオリジナル・アルバム『宜候』（ようそろ）は、ワーズアンドミュージックから2021年10月25日に先行配信され、10月27日にCDで発売されました。規格品番はBUP-00024。DVDとスリーブケースが付属した初回生産限定盤（BUP-00022/3）も同時発売されました。

アルバムとしては、前作『Design & Reason』から2年ぶりのリリースとなります。覚醒剤所持による2度目の逮捕後、謹慎期間を経て発表された復帰作であり、収録曲は全て書き下ろしの新曲で構成されています。

タイトル『宜候』は、航海用語の一つで「船を直進させること」を意味する操舵号令に由来します。

初回限定盤のDVDには、新曲「宜候」のミュージック・ビデオとメイキング映像が収録されています。また、ディスクジャケットのデザインは大楠孝太朗が手がけ、航海の様子が描かれています。

アルバムと同時に、書籍『槇原敬之 歌の履歴書』も発売されました。

2022年5月14日からは、東京・TACHIKAWA STAGE GARDENを皮切りに、2019年の「makihara noriyuki concert tour 2019 “Design & Reason“」以来となるコンサートツアー「槇原敬之 Concert Tour 2022 〜宜候〜」が開催されました。

収録曲

1. introduction 〜東京の蕾〜
2. ハロー!トウキョウ
3. 悶絶
4. 悲しみは悲しみのままで
5. 特別な夜
6. わさび
7. なんかおりますの
8. Counting Blessing
9. 虹色の未来
10. 好きなものに変えるだけ
11. HOME
12. 宜候

楽曲解説

ハロー!トウキョウ: デビューから現在までを振り返る楽曲。
わさび: 須藤晃が作詞を手がけた楽曲で、槇原自身が歌唱する楽曲で作詞提供を受けたのは「チキンライス」以来17年ぶり。
なんかおりますの: ジャズ調の楽曲で、アレンジは松本圭司が手がけた。
虹色の未来: Tomi Yoとの共同アレンジによる作品で、「人は本来的に多様なものである」というメッセージが込められている。
* 宜候: 表題曲。ミュージック・ビデオの監督は大久保拓朗が務めた。

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