宮古島分屯基地

宮古島分屯基地は、沖縄県宮古島市上野地区に所在する航空自衛隊那覇基地の分屯基地であり、通称「野原基地」とも呼ばれています。この基地には、南西航空方面隊隷下の第53警戒隊が配置されており、南西地域の空の監視を担っています。

主な役割と機能

宮古島分屯基地の主要な任務は、対空レーダーによる周辺空域の監視と、地上電波測定装置を用いた電子戦関連情報の収集です。これにより、周辺諸国の航空機やミサイルなどの動向を早期に把握し、日本の防衛体制を強化する上で重要な役割を果たしています。

具体的には、以下の部隊が所在しています。

第53警戒隊: 主に対空レーダーの運用と周辺空域の監視を担当します。警戒管制任務の中核を担い、不審な航空機の早期発見、識別、追跡を行います。
第4収集隊: 電波情報収集を担当する部隊です。周辺諸国の電子戦関連情報を収集し、分析することで、電子戦能力の向上に貢献しています。
宮古島分室: 情報本部隷下の部隊で、太刀洗通信所の一部として、情報収集活動を支援しています。


これらの部隊が連携し、高度な情報収集と警戒監視活動を展開することで、南西地域の安全保障に大きく貢献しています。

沿革

宮古島分屯基地は、1973年（昭和48年）2月15日に、アメリカ軍の第623航空警戒管制中隊第1分遣隊からレーダー機材の移管を受け、第53警戒群として新編されました。この時、アメリカ軍から引き継がれたレーダー機材は、その後の日本の防衛体制を支える上で重要な役割を果たしました。

他の関連施設

宮古島分屯基地は、陸上自衛隊の宮古島駐屯地とも連携しており、自衛隊全体として地域の防衛を強化しています。
また、レーダーサイトとしても重要な位置づけであり、日本の防衛網を構成する上で欠かせない存在です。

まとめ

宮古島分屯基地は、南西地域の防衛において、重要な役割を担う基地です。対空レーダーと情報収集能力を駆使し、周辺諸国の動向を監視することで、日本の安全保障に大きく貢献しています。

外部リンク

宮古島分屯基地
* 航空自衛隊宮古島分屯基地（@MiyakoSubBase） - Twitter

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