宮崎恭一

宮崎恭一

宮崎恭一（みやざき きょういち、1948年1月1日 - ）は、日本の音楽・映画プロデューサー。

マドンナ、Stingなどの世界的アーティストの日本公演を成功させ、映画「転々」などの製作を手掛けたことで知られています。茨城県水戸市出身。

経歴

茨城県立水戸第一高等学校、成蹊大学を卒業後、早稲田大学大学院でMBAを取得。河和田工房の設立、アクス代表取締役を経て、西武百貨店メディア事業部部長に就任。その後、オメガプロジェクト、ザックコーポレーションの代表取締役を歴任。

主なプロデュース作品

音楽コンサート

1984年の「スーパーロック84」を皮切りに、1985年のボン・ジョヴィ、1986年のクイーンといったビッグアーティストの日本公演にプロデュースとして参加。1980年代後半からは、マドンナ（1987年、1990年）、Sting（1988年、1992年）を招聘し、日本の音楽ファンに感動を与えました。

1990年代には、熊川哲也、中丸三千絵、川井郁子、東儀秀樹など、ジャンルを超えたアーティストのコンサートを手掛け、1990年から1997年まで、指揮者ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団をはじめとする世界のオーケストラを招聘しました。また、1987年から10年間、トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団を招聘し、1996年にはグランディーババレエ団を設立するなど、バレエ界にも貢献しました。

2011年には、JYJのコンサートをプロデュースしましたが、大手レコード会社との係争や原発事故の影響による外国人アーティストの来日中止などが相次ぎ、2012年に民事再生法の適用を申請しました。

2013年には、ロリン・マゼールからテノール歌手のヨナス・カウフマンを紹介され、2015年にサントリーホールでリサイタルを成功させました。

映画作品

図鑑に載ってない虫 （2007年）製作
M （2007年）エグゼクティブプロデューサー
転々（2007年）製作
同窓会（2008年）製作
僕とママの黄色い自転車（2009年）製作
ウタヒメ（2012年）製作
無花果の森(2014年) 製作
忘れ雪(2015年) 製作

著書

* 呼び屋一代 マドンナ・スティングを招聘した男（2025年1月、講談社+α新書）ISBN 978-4-06-538321-6

もう一度検索