宮崎直人

宮崎 直人

宮崎 直人（みやざき なおと）は、1983年9月19日に千葉県市原市で生まれた日本の男性総合格闘家である。彼の格闘技キャリアは、幼少期に始めた空手に端を発し、現在は総合格闘技津田沼道場に所属して国内外の強豪と拳を交えている。

来歴

空手家としての基盤

宮崎の格闘技人生は、小学1年生の時に伝統派空手を始めたことからスタートする。学生時代を通じて空手に打ち込み、千葉南高校、そして明治大学の空手部で選手として活躍した。この空手修行の中で、彼は高い打撃技術や強靭な精神力を培い、後の総合格闘技キャリアの強固な土台を築き上げたのである。空手家として、彼は関東学生選手権大会でベスト16に進出するなどの実績を残し、さらに和道会全国空手道競技会では準優勝という輝かしい成績を収めている。

総合格闘技への転身

大学卒業という一つの区切りを迎えた宮崎は、新たな挑戦の場として総合格闘技の世界を選んだ。これは彼にとって、中学生の頃から抱いていたという強い憧れを実現するための選択だった。空手で培った技術を携え、彼は総合格闘技のトレーニングを開始。そのキャリアはまずアマチュア修斗の舞台から始まった。アマチュアながら質の高い試合経験を積んだ後、プロとしてのキャリアを本格的に始動させる。初期のプロ戦績は、日本の主要な総合格闘技イベントの一つであったCAGE FORCEで積み重ねられた。CAGE FORCEでは、国内外の強豪選手たちと対戦し、プロとしての経験と技術を磨いていった。

主要団体での活躍と栄光

CAGE FORCEが活動を停止した後、宮崎はさらなる飛躍を目指し、新たな戦場を求めた。彼はパンクラスなど、日本の様々なプロモーションのリングで試合を経験し、実力を磨き続けた。そして、日本を代表する老舗総合格闘技団体であるDEEPへの参戦を果たす。DEEPのリングで宮崎はライト級の中心選手として活躍。特に2013年には、団体の威信をかけた一大トーナメントであるDEEPライト級グランプリに出場した。この過酷なトーナメントを勝ち抜き、見事優勝を飾るという快挙を達成。このタイトル獲得は、宮崎のキャリアにおける最大のハイライトの一つとなり、彼の総合格闘家としての評価を不動のものとした。

戦績

宮崎直人は、総合格闘技のリングに加え、キックボクシングにおいても公式戦の経験を有している。具体的な戦績については、各プロモーションの公式記録を参照されたい。

獲得タイトル

宮崎がこれまでに獲得した主なタイトルは以下の通りである。

空手 関東学生選手権大会 ベスト16
空手 和道会全国空手道競技会 準優勝
2008年7月 第2回 北陸アマチュア修斗選手権 ウェルター級 優勝
2013年10月 DEEPライト級グランプリ 優勝

関連項目

* 男子総合格闘家一覧

もう一度検索