宮崎県道217号早日渡停車場線

宮崎県道217号早日渡停車場線について

宮崎県道217号早日渡停車場線は、宮崎県延岡市に位置していた、かつて存在した一般県道です。この道路は、高千穂鉄道の早日渡駅と主要な県道を結ぶ役割を担っていました。

路線の概要

この県道は、延岡市北方町早日渡に位置していた旧高千穂鉄道の早日渡駅を起点とし、同じく延岡市北方町八峡で宮崎県道237号北方高千穂線（国道218号の旧道）と交わる地点を終点としていました。総延長は149.7メートルと非常に短い路線でしたが、地域の交通において重要な役割を果たしていました。

歴史

1959年（昭和34年）6月1日: 宮崎県告示第226号により、宮崎県道早日渡停車場線として路線認定されました。当時の整理番号は42で、早日渡停車場から二級国道熊本延岡線交差点までを結んでいました。
1972年（昭和47年）11月: 宮崎県道217号早日渡停車場線（一般県道）となりました。
2007年（平成19年）9月6日: 高千穂鉄道の早日渡駅が廃止されたことにより、県道の路線認定要件を満たさなくなりました。これにより、県と延岡市の間で市道への移管に関する協議が開始されました。
2022年度（令和4年度）: 延岡市への移管条件であった、県による早日渡橋の橋梁補修工事が完了しました。
2023年（令和5年）3月31日: 宮崎県告示第248号により、宮崎県道217号早日渡停車場線は正式に廃止されました。

廃止の背景

この県道が廃止された主な理由は、高千穂鉄道の廃線によるものです。県道は、通常、鉄道駅や主要な道路を結ぶ役割を持っています。しかし、早日渡駅が廃止されたことで、県道としての必要性が薄れ、その役割を終えることとなりました。その後、県と延岡市との間で移管協議が行われましたが、県が路線の大部分を占める早日渡橋の補修工事を行うことを条件に市道への移管が合意されました。橋の補修工事が完了したことを受け、県道は正式に廃止されました。

路線データ

起点: 延岡市北方町早日渡（旧高千穂鉄道 早日渡駅）
終点: 延岡市北方町八峡（宮崎県道237号北方高千穂線交点）
延長: 149.7 m

まとめ

宮崎県道217号早日渡停車場線は、短いながらも地域の交通を支えた重要な路線でした。鉄道の廃止という時代の変化に伴い、その役割を終えましたが、地域住民の生活に深く関わっていた道として、その歴史は記憶されるでしょう。

関連項目

* 宮崎県の県道一覧

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