宮崎道 (作曲家)

宮崎 道（みやざき みち）

日本の作曲家。1967年に生を受け、多岐にわたる音楽分野で活動を展開している。

彼は音楽ユニット「Elpis」のリーダーとしても知られる。

宮崎道は、その音楽的才能を著名な音楽一家から受け継いでいる。父は作曲家の宮崎尚志、母はNHKの長寿番組『おかあさんといっしょ』が始まった当初から、眞理ヨシコと共に「うたのおねえさん」として子どもたちに親しまれた中野慶子である。また、弟の宮﨑歩も音楽家として活躍しており、俳優の志尊淳は遠縁にあたる。

作曲家としての彼の作品は、クラシックからポピュラー、映像音楽に至るまで幅広い。主要な作品としては、本格的な管弦楽作品である「The carp symphony」が挙げられる。この交響曲は全5楽章で構成され、演奏時間はおよそ35分。渡邊一正の指揮のもと、広島交響楽団によって初演された。

アニメーション分野では、劇場版アニメ『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』の主題歌である「作品No.2「春」イ長調 〜ぼくらのウォーゲーム!〜」において、作曲および編曲を手がけた。この楽曲はAiMが歌唱し、多くのファンに記憶されている。

テレビドラマの音楽にも携わっており、テレビ東京系列のドラマ『水曜ミステリー9』のエンディングテーマとして使用された島谷ひとみの楽曲「恋水-tears of love-」では、編曲を共同で担当している。

その他にも、テレビ番組のテーマ曲や付属メディアの音楽制作など、多方面に活動の幅を広げている。例えば、『中央競馬 ワイド中継・ハイライト』では番組のタイトル曲やエンディングテーマなどを担当。CD付紙芝居『クリスマスのできごと』（文：宮崎光、絵：きくちぶん）の作曲、音楽DVD『四季わらべうた』の音楽（共作）、テレビ東京の経済番組『経営ウィークリー』のテーマ曲作曲など、その仕事は多岐にわたる。

音楽活動の一方で、キャリアの初期には自主映画の製作に携わった経験も持つなど、多様な表現活動への関心も示している。これらの経験が、彼の音楽性にも影響を与えているのかもしれない。

彼の公式ウェブサイトでは、これまでの活動や作品に関する情報が公開されている。

（脚注・外部リンクは入力情報にありましたが、辞書本文からは除外しました。）

宮崎道は、自身のルーツであるクラシック音楽に根ざしつつ、時代やメディアに合わせた多様なスタイルで作品を生み出し続けている作曲家である。

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