宮本岳志

宮本 岳志のプロフィールと活動

宮本岳志（みやもとたけし、1959年12月25日生まれ）は、日本の政治家であり、衆議院議員を歴任している。和歌山県和歌山市に生まれ、父は銀行員、母は会社員という家庭に育ちました。彼は幼少期に大阪府岸和田市に移り、地元の小学校や中学校で教育を受けました。高校時代から日本民主青年同盟に参加し、学生運動に目覚めるようになりました。

経歴の詳細

高校卒業後、1978年に日本共産党に入党。その後、浪人を経て和歌山大学に入学しましたが、後に除籍となりました。1984年には日本民主青年同盟の専従職員として活動を開始し、中央委員や大阪府委員長を務めました。1993年からは日本共産党中央委員会付属社会科学研究所の研究員に就任。

1995年、宮本は日本共産党の比例代表候補として参議院選挙に立候補しましたが、落選。その後、1998年に大阪府選挙区から参議院議員に当選。2004年と2007年の選挙では再選を目指しましたが、いずれも落選。2009年の衆議院選挙では比例近畿ブロックから当選し、衆議院議員としてのキャリアが始まりました。以降、2012年、2014年、2017年の選挙でも連続して当選し、計4期の衆議院議員を務めました。

2019年には無所属で大阪12区の補欠選挙に立候補する意向を示し、そのため衆議院議員を退職。その結果、立候補した選挙では落選しましたが、翌年2021年には比例近畿ブロックで復活当選を果たしました。2023年には第50回衆議院選挙に向け、大阪5区からの出馬が発表されました。

政策・主張

宮本の政治姿勢は、憲法や外交、安全保障など多岐にわたります。2021年のNHKのアンケートでは、憲法改正や自衛隊の明記に対して「反対」と明言。一方で、選択的夫婦別姓制度や同性婚の合法化には賛成する立場をとっており、ジェンダー平等の推進に力を入れています。特に彼は、日本が国際的な基準に遅れている点を強調し、家族法の改正を求めています。

教育や社会福祉、労働の権利の確保についても強い意見を持ち、原子力発電の依存度をゼロにすることを目指すとしています。また、消費税率の引き下げを提案するなど、国民の生活に直結した政策を推進しています。

国会での活動

宮本は国会においても積極的に活動を行っており、特に森友学園問題に早期から取り組んできました。国有地売却を巡る問題の指摘や、金融業界の癒着を示唆するなど、多くの問題で政府を追及しています。

彼は大手金融会社との不適切な関係を指摘したり、社会的な不正に対して鋭い追及を行うなど、国の透明性に対する意識が高いことがうかがえます。

趣味や特技

趣味としては、ギターや落語鑑賞があり、音楽や文化に対する関心の深さを示しています。また、北朝鮮で開催された国際的なイベントに参加した経歴もあり、視野の広さが伺えます。

宮本岳志の政治家としての軌跡は多岐にわたり、今後の動向にも注目が集まります。

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