宮武俊

宮武俊：異色の経歴を持つプロレスラー

宮武俊（みやたけ すぐる）は、1991年5月24日生まれの日本の元プロレスラー。DDT（Dramatic Dream Team）に所属し、その個性的なキャラクターとリング内外での活躍でファンを魅了しました。

プロレスラーとしての道のり

2013年、宮武はDDTの「入門テストなし、即採用」という練習生募集に応じ入門。DDTに興味を持ったきっかけは、シティテレビ中野（現・JCNシティテレビ中野）で放送されていた中継番組でした。同年7月には、全日本プロレスのサマーアクションシリーズに帯同し、プロレスラーとしての第一歩を踏み出します。

2014年3月、小山大会でのエキシビションマッチで平田一喜と対戦。その後、勝俣瞬馬との練習生エキシビションマッチを経て、同年11月にDDT NEW ATTITUDE（DNA）北沢大会で岩崎孝樹を相手にデビューを果たしました。

ゴールデン☆ストームライダーズ加入

2014年12月には、ケニー・オメガの新日本プロレス移籍に伴い、飯伏幸太と佐々木大輔が率いるゴールデン☆ストームライダーズの新メンバーオーディションに参加。最終的に新メンバーとして加入し、会場を沸かせました。

個性的なキャラクターと活躍

宮武は、2015年1月にKO-D6人タッグ王座に挑戦するなど、積極的に試合に出場。同年下半期には、佐々木大輔が飼い主の「みやた犬」としてリングを暴れまわるなど、その個性的なキャラクターを活かした活躍を見せました。中澤マイケルに憧れてDDTに入団したというエピソードも持ち、リング内外でファンを楽しませる存在でした。

試練と挫折、そして新たな道へ

2016年1月、大阪大会でのタッグマッチで右肩鎖関節脱臼の怪我を負い、長期欠場を余儀なくされます。欠場期間中には、パソコン関係の会社に正社員として就職し、プログラミング業務に従事。2018年3月には、選手所属契約を更新せずにDDTを退団し、プロレスラーとしてのキャリアに終止符を打ちました。

得意技とタイトル歴

宮武の得意技は、ボディースラムとハートアタック（スピアー）。キング・オブ・ダーク王座を第2代王者として戴冠した経験も持っています。

人物像とエピソード

宮武は、アルティメット・ウォリアーを目指すレスラーとして、バリー・ボンズを好きな有名人、Superflyや長渕剛を好きなアーティストとして挙げています。おにぎりやハーゲンダッツ、ブラックアウトを好むなど、親しみやすい一面も持ち合わせていました。

高校時代にはアメリカンフットボールに打ち込み、プロレスを通じて家族との繋がりを取り戻したいという願いを持ってDDTに入団したというエピソードは、多くのファンの心を打ちました。

まとめ

宮武俊は、プロレスラーとしての活動期間は決して長くはありませんでしたが、その個性的なキャラクターとリング内外での活躍で、多くのファンに記憶される存在となりました。現在はプログラマーとして新たな道を歩んでいますが、DDTでの経験は彼の人生にとってかけがえのないものとなっていることでしょう。

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